物質調律家・山崎タクマが描く新たな宇宙の光
物質調律家の山崎タクマ氏が手がける新作照明彫刻《O3 Cosmic Memory / 成層圏の記憶》が、2025年の「インテリア ライフスタイル 2025」において初めて披露されます。
山崎タクマという存在
山崎タクマは、1990年に北海道で生まれたインダストリアル・プロダクトデザイナーです。彼はキヤノンでの勤務を経て、独立し、TAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社を設立しました。その後、デザインした製品がベストセラーに輝き、各種デザイン賞を多数受賞しています。
《O3 Cosmic Memory / 成層圏の記憶》について
新作《O3 Cosmic Memory》は、実際に成層圏に到達したガス気球の膜素材を用いた照明彫刻です。この光の彫刻は、初めて宇宙の入り口に触れた記憶を宿すもので、静かに輝くデザインが印象的です。山崎は、これを標本のように保管・鑑賞できるアートとして位置づけています。
展示会での魅力
本展示会では、山崎の過去の代表作も見ることができます。例えば、落葉を素材とした「Bio-Vide」や、お墓としての印鑑をテーマにした「Anima-Code」、さらに生成AIを活用したテキスタイル「PromPlant」などが展示される予定です。
「TALENTS」とは
「TALENTS」は、世界最大級の消費財見本市「Ambiente」において、若手デザイナーの登竜門として知られています。日本の「interior lifestyle TOKYO」でも将来を担う才能が選ばれ、山崎もその一員として公式出展を果たします。若手デザイナーが国際的な舞台で評価される重要な機会です。
未来を見据えた山崎のアプローチ
山崎タクマは、未来を目指すデザインを追求する中で、哲学的な問いに取り組んでいます。彼の作品は、美しさだけでなく、人々の希望や夢を感じさせるものであり、《O3 Cosmic Memory》もその一環です。
幅広い技術とのコラボレーション
山崎の作品は、彼の独自のデザインだけでなく、協力企業とも密に連携しています。株式会社岩谷技研は宇宙遊覧を可能にする技術を開発し、SPACEAGENT株式会社や渡辺パイル織物株式会社といった企業も、山崎の作品に協力しています。
最後に
新作《O3 Cosmic Memory / 成層圏の記憶》は、山崎タクマ氏のデザイン哲学を体現した作品として、期待が高まります。彼の光が、未来へ踏み出す人々の背中を押し、温かく見守る存在となることでしょう。展示は2025年6月18日から20日まで、東京ビッグサイトで行われます。ぜひ足を運んで、その目で新たな宇宙の光を感じてください。