愛知県とAgVenture Labが農業のイノベーション協定を締結

愛知県とAgVenture Labが新たな農業イノベーションを推進

2025年2月12日、愛知県名古屋市にあるSTATION Aiにて、愛知県と一般社団法人AgVenture Lab（アグベンチャーラボ）が農業分野における包括協定を締結することが発表されました。この協定は、愛知県が主催する「#あいち農業イノベーションプロジェクト」の一環であり、農業の発展を目指す重要な取り組みです。

締結式の概要

本協定の締結式は、「あいち農業イノベーションサミット2025」のオープニングセレモニーの中で行われる予定です。式典は午後1時30分に始まり、約10分間で進行します。愛知県知事の大村秀章氏とAgVenture Labの代表理事、荻野浩輝氏が協定書に署名を行います。

協定の目的と意義

この協定の締結は、愛知県の農業分野を支える新たなイノベーションを生み出すための大きな一歩です。具体的には、以下のような連携・協力事項が設定されています。

1. スタートアップとの連携: スタートアップ企業との協力を強化し、新たなアイデアや技術を農業に取り入れる。
2. オープンイノベーション体制の構築: 既存の技術や知識と新しい発想を融合させるオープンな環境を整備する。
3. 人材の育成: イノベーションをリードできる人材の育成や交流の機会を設ける。
4. 社会課題の解決: 農業に関連する新しい課題の解決策を共同で模索していく。

これらの取り組みを通じて、愛知県の農業分野の競争力を高め、持続可能な発展を目指すことを目的としています。

あいち農業イノベーションプロジェクトの背景

愛知県が進める「あいち農業イノベーションプロジェクト」は、2021年度からスタートしています。農業総合試験場や大学との連携を強化し、スタートアップのアイデアや技術を活かした共同研究を促進することで、新しい農業の形を模索しています。既に、2022年度には選定されたスタートアップと共同で18課題に取り組んでいます。

AgVenture Labの役割

AgVenture Labは、JAグループの全国組織8団体が共同で設立したイノベーションラボで、スタートアップを支援するための様々な活動を行っています。JAアクセラレーターや起業アイデアコンテストを通じて新しいビジネスの創出を目指し、農業分野のイノベーションを推進しています。

今後も愛知県とAgVenture Labの連携により、地域の農業の未来が明るく、革新的な方向へと進展することが期待されます。