春の東京を彩る「HILLS SAKURA JOURNEY」がSOAR NYの手で実現！

春の東京を彩る「HILLS SAKURA JOURNEY」

2025年の春、東京の街は一新され、訪れる人々を魅了するプロモーション「HILLS SAKURA JOURNEY」が姿を現す。この素晴らしい企画は、ニューヨークを拠点とするデザインスタジオ、SOAR NYによって手掛けられ、森ビルの運営する5つの「ヒルズ」を連携させたアートディレクションが施されている。六本木ヒルズ、アークヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、愛宕グリーンヒルズの5箇所を舞台に、桜と都市を楽しむ新たな体験が提案されるのだ。

桜をモダンに表現

このプロモーションの中心にあるのは、「桜」をモチーフにしたモダンなデザインである。一般的な桜キャンペーンでは、多くの場合、伝統的な桜の写真や和柄が使用されているが、SOAR NYはそれにとらわれず、春の東京を色鮮やかに表現することに焦点を当てた。「桜吹雪と、色づく東京の街」をテーマに掲げ、桜の持つ儚さや力強さ、揺らぎを詩的なグラフィックで具現化している。

この新しいビジュアルは、桜の伝統的な美しさを尊重しつつも、都市空間にふさわしい春の象徴を創出している。人々の感覚を揺さぶるこの表現は、視覚的に印象的であり、新しい春の記号としての役割を果たすことを意図している。

五つのヒルズを結ぶデザイン

SOAR NYは、各ヒルズをつなげるためのクリエイティブディレクションも担当。五つのヒルズそれぞれ異なるビジュアル表現を用意し、東京の街を歩くたびに新たな景色に出会う楽しさを演出している。例えば、虎ノ門ヒルズから麻布台ヒルズへの道のりや、アークヒルズから六本木ヒルズへのルートを描くことで、日常の中で感じる風景の移り変わりを大切にしている。

大型ビジョンやデジタルサイネージには、モーショングラフィックを活用して春のコレクションを展示。地下鉄の駅では、神谷町駅に設けられた情報ブースも、通行人たちの目を楽しませる役割を果たしている。さらに、街をつなぐ共通のフライヤーは、持ち歩きたくなるようなデザインで、桜が咲いている場所がわかりやすく表示されている。

SOAR NYのビジョン

このプロジェクトのクリエイティブディレクターである花原正基氏は、「移動や視点の変化をデザインに取り入れ、歩くことで視界が変わり、桜と都市の関係も変化する様子を表現した」と話す。老舗のデザイン会社・資生堂での経験を基に、アートとデザインを融合させた新しい街の魅力を探求している。

結びとして

「HILLS SAKURA JOURNEY」は、春の東京を表現する新たな試みであり、都市の風景を再構築する可能性を秘めたプロジェクトである。SOAR NYが生み出すデザインは、広告やアートとして独自の存在感を放ち、街の日常に新たな体験をもたらすことを目指している。この新しい春の旅に、ぜひ多くの人々が参加し、桜と東京の美しさを新たな視点で楽しむことを望む。

実施概要

- イベント名: HILLS SAKURA JOURNEY
- 会期: 2025年3月22日〜4月6日
- 開催場所: 六本木ヒルズ、アークヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、愛宕グリーンヒルズ
- 主催: 森ビル株式会社
- クリエイティブディレクション: SOAR NY

SOAR NYについて

アートとデザインを超えた美を生み出すSOAR NY。ニューヨーク、東京、上海に拠点を持ち、世界中のプロジェクトに取り組む同スタジオは、日本の美意識と現代のクラフトマンシップを融合させ、一つの独自の美を追求している。クライアントの中に宿る「本当に美しい1点」を見出し、それを新しい表現方法で魅力的に発信するビジュアル開発を得意とし、ブランド価値の持続的な創出を支援している。