テラエナジー、再生可能エネルギーで新たな電力供給を開始
京都市のテラエナジー株式会社は、再生可能エネルギーを基盤にした電力供給を行う小売電気事業者です。この度、同社は株式会社長谷ビルが所有する13の施設に対して、高圧電力の供給を2024年11月1日より開始することが発表されました。この供給により、約1097件分の電力が再生可能エネルギーに切り替わることとなります。
高圧電力供給の重要性
長谷ビルがテラエナジーを選んだのは、同社の再生可能エネルギーを活用した電力プランが非常に魅力的だからです。特に、発電された電力をオフィスと居住用のマンションに効率的に分配する仕組みが考慮されています。オフィスでは日中、マンションでは朝晩に電力消費が高まるというニーズに応じて、より効率的なエネルギー使用が実現できるのです。また、長谷ビルはこの取り組みにより、環境負荷の低いまちづくりを推進しています。
テラエナジーでんきの特徴
テラエナジーでんきの特筆すべき点は、利用者を支援するために電気料金の一部を寄付に充てる点です。最大2.5%がNPO団体などに寄付され、社会課題解決にも寄与します。さらに、使用するエネルギーはすべて再生可能エネルギーから調達されているため、環境にやさしい電気を提供しています。
電力プランの種類
テラエナジーが提供する電力プランは多岐にわたり、利用者のニーズに合わせて選択できます。固定単価プランでは電気料金が固定されるため、金額的な予測が立てやすく、市場連動プランでは電力市場価格に応じた料金変動があります。また、再生可能エネルギー100%プランでは、すべての電力が再生可能エネルギー由来です。これにより、実際にCO2を排出しない電気を利用することができます。
未来を見据えた長谷ビルのビジョン
長谷ビルの長谷代表取締役は、テラエナジーとのコラボレーションを通じて、地域やコミュニティに貢献できる新しい価値を生み出したいと考えています。様々なシナリオで発電された電力を効率的に分配し、人々のつながりを深める環境を整えることが彼のビジョンです。
さらに、長谷ビルは今後、地域の人々が参加できるイベントやシェアオフィスの導入などを通じて、新しい働き方のスタイルを模索する意向を示しています。コロナによって変わった仕事環境に柔軟に対応し、心地よい空間を提供することが重要だとし、働きながら住むことができる環境づくりを目指しています。
まとめ
テラエナジー株式会社の再生可能エネルギーを基点とした電力供給の開始は、環境負荷を低減し、地域の発展に寄与する一歩となります。長谷ビルとの提携を通じて、持続可能な未来へ向けた新しいチャレンジがどのように進化していくのか、その行方が注目です。