数年前から注目されているデート文化において、2024年に初めて知り合った男女1,148人を対象に実施した調査結果が発表されました。このアンケートでは、デートにかかる費用やその支払い方法が次回デートの選択にどう影響するかに焦点が当てられています。
初回デートの予算
調査によると、男性の初回デート予算の最も多い回答は「1万円以上2万円未満」で、これが28.4%を占めました。一方、女性は「5千円以上1万円未満」と答えた人が35.3%に達しました。年代別に見ると、20代男性の47.5%が「1万円未満」と回答しているのに対し、40代では28.9%となり、年齢とともにデート支出が増加する傾向が明らかになりました。女性についても同様で、20代では25.4%が「5千円未満」と答えていますが、40代では38%に上ります。
初回デートでの支払いの傾向
初回デートでの支払いに関して、72.4%の男性が「自分が多めに支払った」と回答し、そのうち40.2%は「自分が多く払った」とのことです。また、40代の女性の45.1%が「相手が全額払った」としており、これは年代によって異なる支払い意識を示しています。
次回デートへの影響
特に注目すべきは、初回デートの支払い内容が2回目のデートにどう影響するかという点です。初回で全額支払った女性は、その後のデート継続において特にポジティブな影響が見られました。調査に参加した497人の女性のうち、全額支払った女性の50%が「2回目のデートをすることにした」と回答し、一方で「多めに払った」とする女性の43.5%は、影響を受けて「次のデートはしない」と述べています。
これは、デート時の経済的な配慮が男女間の関係構築において重要な要素であることを示唆しています。女性がより多くの支払いを行った場合、次回のデートが流れるケースが多い一方で、全額支払った女性はより次回デートを重視される傾向にあるようです。
女性の意識とデート代の関係
この調査からわかることは、デートにおける支払いがその後の関係に与える影響の大きさです。一般的に、男性が支払うことが多い文化がまだ根付いている日本において、女性の気持ちや意識も重視される時代になりつつあります。全額支払った女性が次回デートに向けて前向きになれるのは、相手からの誠実さや配慮を感じられるからかもしれません。
ナイル株式会社とアプリブの役割
この調査を実施したのはナイル株式会社で、東京品川区に本社を構えています。彼らが運営する「アプリブ」は、国内最大級のスマホアプリのレビューサイトであり、多くの新しいアプリをユーザーに紹介しています。今回の調査も、次世代のマッチングやデート関連のアプリ開発に役立つ重要なデータとなるでしょう。
このように、デート資金の出し合いが未来の関係にどのように影響を与えるのか、その背景には男女の意識の変化があるのかもしれません。今後のデート文化には、より良い選択肢や理解が求められる時代と言えそうです。