国際赤十字とXR技術を駆使した新たな人道支援の形
国際的に評価される人道支援活動を推進するため、国際赤十字の協力の下、AR/MR/VRをテーマにしたハッカソン『Japan XR Hackathon 2017』が開催されます。このイベントでは、最新技術を持ち寄り、社会の課題解決に取り組むことが目的です。開催日は6月24日から25日までの2日間で、東京や大阪などの主要都市で行われます。
ハッカソンの背景と目的
昨年の『Japan VR Hackathon 2016』では、350名以上の参加者が集まり、35のプロジェクトが生まれました。その一部は、参加者たちの創造力と情熱を生かした形で、NoitomのVRインキュベーション施設により実現されました。今回は第2回目となるこのイベントは、戦争や武力紛争による影響を受けた人々の支援を目指すため、赤十字国際委員会との共催で行われます。
参加者の挑戦
イベント中、参加者はチームを組んで、ICRCが提示する6つの重要なテーマからいずれかを選び、その解決に貢献するためのXRコンテンツを開発します。具体的には「地雷・不発弾対策」「紛争下での医療サービス」「民間人と弱者の救済」「障がい者の尊厳を尊重した社会づくり」「紛争下の性暴力と向き合う」「被災者及び避難民の支援」といったテーマに基づきます。
参加概要と応募方法
このハッカソンには500名の定員がありますが、参加費は無料で、誰でも応募可能です。また、開発された成果物はコンテスト形式で評価され、最優秀作品には最大で40,000ドルの奨励金が授与されます。
シンポジウムも併せて行われ、ICRCの担当者による講演が予定されています。この機会に、人道支援活動の重要性とXR技術の可能性について学ぶことができます。
開催概要
- - 日時: 2016年6月24日(土)〜25日(日)
- - メイン会場: 東京 コワーキングスペースMONO
東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンター東棟14階
- - サテライト会場: 大阪、石川県、岡山、広島、福岡、沖縄(詳細は公式サイト参照)
- - 対象: AR/MR/VRコンテンツ開発に興味がある学生や社会人
- - 参加費: 無料
- - 申し込み: 公式サイト
協賛企業
多数の企業が本イベントに協賛しており、プラチナスポンサーにはHTC NIPPONや日本マイクロソフトなどが名を連ねています。多様な企業が集結することで、新たなアイデアや技術が生まれる場となることが期待されます。
お問い合わせ
取材や詳細な情報が必要な方は、パノラプロの広田までご連絡ください。これは新しい挑戦と出会いの場であり、多くの人々の参加が求められています。