トラスコ中山、子育て支援の強化を実現
トラスコ中山株式会社は、次世代育成支援の取り組みをさらに進め、最新の「プラチナくるみんプラス」を取得しました。この認定は、企業が育児支援や不妊治療の両立を積極的にサポートする姿勢を示すものです。
「くるみん」の認定制度とは
「くるみん」は、2007年に施行された次世代育成支援対策推進法に基づく認定制度です。この制度は、企業が次世代を担う子どもたちへの育成支援を行うことを評価するもので、「くるみん」「プラチナくるみん」「トライくるみん」という3つの認定があります。「プラチナくるみん」は、特に高い水準の子育て支援を行っている企業に与えられる証となります。
認定の背景
トラスコ中山は、2008年より「くるみん」認定を受けていましたが、今回のプラチナくるみん及び「プラス」認定の取得は、企業の育児休業取得への取り組みや、社員が働きやすい環境の提供が評価された結果です。
特に、男性の育児休業取得率が55.6%、女性は85.7%に達している点や、育児を続ける女性労働者が活躍できる取り組みが重要視されました。これにより、ダイバーシティの推進と生産性の向上が図られています。
「プラス」認定の意義
「プラス」認定は、2022年から導入されたもので、不妊治療と仕事の両立を積極的に支援する企業を評価する制度です。具体的には、病気や介護に対応するために「積休バンク制度」を導入し、有給休暇の上限を撤廃しました。これは、個々の社員が安心して休める環境を整える工夫の一環です。また、半日正社員制度に不妊治療を追加するなど、支援を充実させています。
幅広い人事制度
トラスコ中山には、社員のライフスタイルに寄り添った独自の人事制度が多く取り揃えられています。2023年には、男性の育児休業取得率が55%を突破しました。このような制度は、社員が安心して家庭と仕事を両立できる理由となっており、企業の成長を促進する要因にもつながっています。
主な制度の紹介
- - 育児休業制度(3年): 最大3歳の月末まで育児休業を取得可能。法定基準を超える柔軟な制度です。
- - 積休バンク制度: 使わなかった有給休暇を無制限に積み立てられ、退職時に買い取ることも可能。
- - コウノトリ休職制度: 不妊治療に特化した休職制度で、最大1年の利用が可能。
これらの制度は、社員が家庭と仕事の両方で安心して生活できる環境を整えるために設計されています。また、こうした取り組みを通じて、企業自体の成長を狙っています。
今後の展望
トラスコ中山の他、育児や子どもの未来に対して責任感を持つ企業が増加することが期待されています。これにより、より多くの従業員が快適に働き続けられる環境が実現され、さらなる社会貢献に繋がるでしょう。