角川新書からの新たな提言
2024年の2月10日、株式会社KADOKAWAは現代の社会課題に迫る新刊計3冊をリリースします。これらの作品は、企業内の派閥構造や格差社会の生存戦略をテーマとしており、我々の日常生活を左右する重要な洞察を提供します。
1. 『軍拡国家』望月衣塑子
『軍拡国家』は、近年の日本における防衛政策の急激な変化に光を当てた作品です。著者の望月衣塑子は、5年間で43兆円におよぶ防衛費の増加や、敵基地攻撃能力の保有に関する問題を探求しています。周囲の脅威が叫ばれる中、専守防衛の理念がどのように変わろうとしているのか、そしてその背後に潜む政治的動機について鋭く考察。著者は長年の取材を通じて、日米同盟のあり方や、製造現場で働く人々の思いを丁寧に描き出しています。
2. 『財閥と学閥 三菱・三井・住友・安田、エリートの系図』菊地浩之
次にご紹介するのは菊地浩之による『財閥と学閥』です。この作品では、特定の学歴を持つ人々がどう社会で重用されているかに焦点を当てています。東大閥、京大閥、慶応閥といった特定の学歴群が企業社会においてどのように影響を与えているのか、著者独自の視点から歴史的な資料を基に分析。四大財閥の形成過程を見ながら、企業内の派閥構造に迫ります。
3. 『終末格差 健康寿命と資産運用の残酷な事実』野口悠紀雄
最後は、経済学者野口悠紀雄が執筆した『終末格差』です。老後に直面する経済的な問題について、医療や介護の費用がいかに人々を分断しているかを考察しています。健康寿命を全うするための具体的な資産運用方法や、老後生活の戦略を示唆する内容であり、幸せな終末期を迎えるための指針を提供しています。特に、老後を迎える世代に向けて実用的なアドバイスを伝えています。
まとめ
これらの新刊は、それぞれ異なる側面から現代社会のリアルな問題を掘り起こしており、今後の生活に役立つ知識が満載です。是非、手に取って読んでみてください。
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