墨田区と千葉大学が手を取り合った新しい民泊施策
2023年4月1日、墨田区は新たな条例を施行しました。この条例は「墨田区住宅宿泊事業の適正な運営に関する条例」と呼ばれ、外国人観光客が増える中、地域トラブルを未然に防ぐことを目的としています。この施策の一環として、墨田区は千葉大学および株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと連携し、外国人宿泊者向けの卓上POPを制作しました。
卓上POPのデザインと工夫
今回制作された卓上POPは、観光客に対して地域のルールやマナーを啓発することを目的としています。「Be a SUMIDA Local just for Tonight(今夜だけは、すみだの住民になろう)」というキャッチフレーズのもと、ゴミ出しのルールや夜間の騒音に対する配慮を促すデザインが施されています。
しかも、このPOPの裏面には墨田区の観光資源を配置した簡易マップが記載されています。これにより、観光客は周辺の観光地を知ることができ、地域の魅力を感じることができるのです。
制作過程と協力
POPのデザインには、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートの知見が生かされています。また、印刷作業には株式会社セブン銀行の協力を得ています。実際に制作された卓上POPの印刷部数は5000部に達し、民泊運営事業者を通じて各民泊施設に設置される予定です。
加えて、A2サイズのポスターも400部制作され、区内のセブン‐イレブン各店舗や観光関連施設に掲示されることになっています。これにより、観光客は視覚的にも地域のマナーを意識しやすくなります。
共同事業の背景
墨田区、千葉大学、そしてセブン‐イレブン・ジャパンは、これまでにも多くの共同事業を行っています。特に、平成29年に締結された包括連携協定に基づいて、地域の様々な課題解決に向けた取り組みが活発に行われています。コロナ禍におけるワクチン接種会場の案内誘導サインシステムの開発や、投票率向上を促す投票済証の作成など、地域に貢献するためのプロジェクトが続いています。
今後の展望
今後も墨田区は、観光客と地元住民がともに快適に過ごせる環境づくりを進めていく予定です。この卓上POPは単なるマナー啓発のツールにとどまらず、観光を通じた地域の活性化にも寄与することが期待されています。墨田区の魅力を国内外にアピールする新たな試みとして、この取り組みがどのように進展していくのかが楽しみです。