新潟医療福祉大学が文科省科研費3億円を突破アスリート支援も強化中

新潟医療福祉大学が史上初の科研費3億円突破

新潟医療福祉大学（以下、本学）が、2024年12月25日に文部科学省から発表された令和6年度科学研究費（以下、科研費）で過去最高の配分金額、すなわち3億円を超える成果を達成しました。これは、開学以来初めての快挙であり、さらには「スポーツ科学、体育、健康科学及びその関連分野」において全国第3位に位置づけられることとなりました。この栄光は、本学の研究の質の高さと、地域社会への貢献の広がりを示すものです。

送り出す専門家たち

本学はワンキャンパス内に看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉の15学科を持つ医療系総合大学として、日本で最大級の規模を誇ります。ここでは、20種類を超える専門職を育成する中で、リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合が図られています。例えば、「運動機能医科学研究所」や「アスリートサポート研究センター」といった施設では、学科を問わず研究者が共同で取り組むことができ、神経科学や脳科学関連の研究が進行中です。

これらの研究機関の活動が評価され、2017年度には文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業（SHAINプロジェクト）」の支援対象校として選ばれました。2020年度からは、スポーツ庁の「女性アスリートの育成・支援プロジェクト」にも関連する事業を受託し、幅広い実績を重ねてきました。

充実した教育環境

新潟医療福祉大学は、医療の現場で求められる「チーム医療」を実践的に学べる環境が整っています。さらには、スポーツ系学科が存在するため、スポーツと医療、リハビリ、栄養の複合的な学びが可能です。全学挙げての資格取得支援及び就職支援体制も確立されており、国家試験合格率と就職実績ともに全国トップクラスを誇ります。

つながる地域との関係

今後も本学は地域社会との連携を強化し、スポーツ科学や健康科学を中心にした研究・教育活動を継続して行っていく方針です。地域住民やアスリートとの協働を通じて、さらに社会貢献の範囲を広げていくことが期待されます。時代のニーズに応えつつ、持続可能な発展を目指す新潟医療福祉大学に、今後も注目していきたいと思います。