能勢電鉄は、2025年1月から精神障がい者向けの運賃割引制度を新たに導入することを発表しました。この制度は、精神障害者保健福祉手帳を持っている方と、その介護者を対象に、運賃を経済的に支援することを目的としています。
導入時期と対象路線
運賃割引の導入日は2025年1月を予定していますが、正確な日付については決定次第改めてお知らせするとのことです。この割引は、能勢電鉄の全線に適用されます。
割引対象者と条件
この制度の適用を受けることができるのは、「精神障害者保健福祉手帳」をお持ちの本人と、その介護者です。ただし、介護者の割引適用は通勤定期乗車券に限られます。具体的な割引条件としては以下の点があります。
- - 運賃の端数は10円未満切り上げ、また1km未満も1kmとして切り上げます。
- - ご本人が12才未満の場合は、介護者のみが割引対象となります。
- - ご本人1人につき、介護者1人にのみ割引が適用されますが、ご本人が車椅子を利用している場合は、最大で介護者2人まで割引を受けられます。
販売場所と確認方法
割引乗車券は、能勢電鉄各駅に設置されている自動券売機や定期券発売所で購入できます。その際には、精神障害者保健福祉手帳の等級記載欄を確認されるため、必ず持参する必要があります。
具体的には、紙様式やカード様式に加え、株式会社ミライロのアプリ「ミライロID」を提示することで確認が可能です。
ご注意いただきたいこと
割引を受けて乗車する際は、必ず精神障害者保健福祉手帳を携行してください。万が一、当社の係員からの確認を求められた時には、提示することが必要です。
お問い合わせ情報
この新たな制度に関するお問い合わせは、能勢電鉄株式会社の鉄道事業部(企画統括担当)までどうぞ。電話番号は072-792-7810、FAXは072-792-7730で、受付時間は平日の9:30から17:00までです。
利用者の皆様が安心して鉄道を利用できるよう、能勢電鉄は今後も多様なサービスの提供を目指しています。詳細情報は公式ウェブサイトやプレスリリースをご確認ください。