ロブロックスの新目標
2024-09-09 12:30:10

ロブロックスが新たな目標を発表、収益シェア10%獲得へ向けた戦略とは

ロブロックスが描く新たな未来



2023年9月6日、カリフォルニア州サンノゼで開催された「第10回Roblox開発者会議(RDC)」において、世界中で人気を誇る没入型コンテンツプラットフォーム、ロブロックスが大胆なビジョンを発表しました。ロブロックスのCEOであるデヴィッド・バズーキ氏は、今後2024年内に、世界のゲームコンテンツ収益の10%を獲得するという目標を掲げました。この目標実現に向け、ロブロックスはクリエーターへのサポート、ビジネス構築支援、ユーザー基盤の拡大の3つのポイントに注力していくとしています。

現在のユーザー数と成長戦略



2024年第2四半期のデータによると、ロブロックスのデイリーアクティブユーザー数は7,950万人に達し、日本でも56%の増加が見られました。ロブロックスは、これを単なるユーザー増加に留まらず、クリエーターとユーザーが結びつく新しい機能やサービスを通じたエコシステムの拡充を狙っています。

新機能「パーティ」の導入



RDCで発表された「パーティ」機能により、ユーザー同士が簡単にグループを結成し、一緒にバーチャル空間で遊ぶことが可能になります。特に、テキストチャットやボイスチャット機能を活用したこの新しいコミュニケーション方法により、ユーザー同士の絆を強化することが期待されています。ロブロックスでは、年内にこの機能をリリースする予定です。

音楽との新たな融合



音楽に関しても新しい施策が導入され、ユーザーは新しい楽曲を発見できるようになります。「再生中の楽曲」や「人気楽曲ランキング」といった新機能により、ロブロックス内で流行している楽曲やアーティストにアクセスできるようになります。また、音楽配信サービスDistroKidとの連携により、アーティストはロブロックス上で自身の楽曲を簡単にアップロードし、利用してもらう仕組みが整います。

クリエーター支援とビジネスチャンス



新たに導入される機能として、クリエーターが自身のバーチャル空間で物理的な商品を販売できる機能も2025年初頭に実現予定です。既にウォルマートやワーナー・ブラザースと連携し、ロブロックスでインターネット通販を試験的に実施するなど、企業ブランドとも連携を強化しています。また、デスクトップ版で有料アクセスを設定できる機能も導入し、開発者は収益化のチャンスを拡大できます。

AIの活用による制作効率向上



さらに、ロブロックスは生成AI技術の導入によって、開発者のクリエイティブな作業を支援し、制作ワークフローを加速させる試みも行っています。具体的には、アシスタント機能やAI駆動テクスチャ生成、アバター自動設定などを通じて、基礎的な作業の時間を削減し、より創造的な時間にシフトできる環境を整備するとしています。

結論



ロブロックスは、今後の展開に向けた具体的な施策とビジョンを持っており、クリエーター、ユーザー、企業ブランドとの新たな関係構築を目指しています。成長するコミュニティの中で、ロブロックスがどのように進化していくのか、今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
Roblox Corporation
住所
970 PARK PLACESAN MATEO CA 94403
電話番号

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