父の味を全国に！九龍の白担々麺が国際的な金賞受賞の秘密とは

父の味を全国に届けたい！

長野県松本市に店舗を構える中国料理九龍が、自慢の「白担々麺」で国際的な評価を受けました。2025年のモンドセレクションにて、初めての出品で優秀品質金賞を受賞したのです。

国際的な舞台での受賞

九龍の3代目を務める山田浩希氏は、父の代から受け継がれてきたみずみずしい味わいをより多くの人々に広めたいという熱い想いをもっています。「冷凍白担々麺」をモンドセレクションに応募する際には、パッケージの刷新も行いました。「お店の味を全国どこでも楽しんでもらえる商品」という自信を持って臨んだその結果、受賞の嬉しい知らせに続けて地元の新聞でも取り上げられ、さらなる注目を集めています。

お店の味にこだわった調理法

九龍の白担々麺は、独自の製法で再現されたスープの味が特徴です。食感の良い中太ストレート麺に絡むスープはコクがあり、ほんのり感じるニンニクが風味を引き立てます。冷凍保存が可能な形で詰められたスープは、調理時に麺と同時に温めることで、お店そのままの風味が楽しめます。このこだわりは、実際に試食した審査員たちからも高く評価されました。

家族の味を守る決意

店を構えたのは1974年、祖父が始めた中華料理店が発進点です。その後、父の浩史氏がメニューの中心に据えたのが「白担々麺」。数々の修行を経て、その味を守ってきた山田氏は、父が病により厨房を離れる中で、店の守り手としての責任を感じました。20歳で3代目を継承し、約80品の多彩な料理を引き継ぎながら、父の味に近づけるよう日々努力を続けてきました。

新たな挑戦を続ける

昨年からはネット通販も始め、店舗前には冷凍自動販売機を設置していつでも購入できる形を整えました。自信を持って提供する白担々麺や餃子などは、家族の味を丁寧に守りながら、全国のお客さまに届けています。浩希氏は「通販で九龍の味を知った方には、ぜひ松本にも足を運んで、店舗の味を体験してほしい」と熱く語ります。