ブラジルから視察
2025-10-15 15:04:32

ブラジルの高齢者施設関係者が日本の介護福祉を視察

ブラジルの高齢者施設関係者が日本の介護福祉を視察



2025年10月7日、社会福祉法人奉優会が日本の特別養護老人ホーム「弦巻の家」にブラジル・サンパウロ州の日系高齢者施設「憩いの園」の関係者を招き入れました。この訪問の目的は、ブラジルの栄養士や施設運営者が日本における高齢者福祉の取り組みを学ぶことにあります。

視察の背景

この視察は、国際協力機構(JICA)の招待によって実現しました。訪問団は、日本の介護福祉政策や先進的な運営モデルの理解を深めることを期待しています。特に、小規模多機能型居宅介護など地域密着型サービスに注目しているという意見も寄せられました。現状、ブラジルでは年金、医療、福祉の3本柱が社会保障制度の基盤を支えていますが、公的な介護保険制度は存在せず、家族や民間サービスによって支えられているのが現実です。これに対し、日本の高齢者福祉制度は、今後の制度設計において重要な参考モデルとして見られています。

当日の進行

当日は東京大学名誉教授の秋山弘子氏を含む視察団が来訪し、まず名刺交換と自己紹介が行われました。その後、奉優会から法人理念や事業内容についての説明が行われ、「弦巻の家」および関連する介護事業所の特長が紹介されました。

見学は施設の現場をもとに、介護の現状や設備、職員の体制など多様な側面が強調されました。この過程で、日々の業務の様子を直接見ることができ、参加者は日本の介護の具体的な取り組みを理解する機会となったのです。

交流の中での意見交換

施設見学の後、両国における社会保障制度や人材育成の違いについて活発に意見が交わされました。この交流は、制度や文化の壁を超えて、高齢者一人ひとりの尊厳を重んじるという共通の意志を育みました。

今後の展望

この交流を踏まえ、奉優会は今後も国際的な社会福祉の連携を推進していく意向を示しています。「誰もが尊重される共生社会」の実現を目指し、地域と世界をつなぐ新たなモデルの発信に努めるとのことです。法人理念でもある「Action by Glocalization」を継承し、地球規模での視点を持ちながら地域からアクションを起こす社会福祉を実現していくことが求められています。

施設情報

  • - 受入施設: 特別養護老人ホーム弦巻の家(東京都世田谷区)
  • - 法人概要: 社会福祉法人 奉優会(理事長: 香取寛)
  • - URL: 奉優会公式サイト

お問い合わせ:
  • - 弦巻の家 施設長: 藤巻
E-mail: [email protected]
TEL: 03-6413-7880
  • - 広報担当: 田村・鈴木
E-mail: [email protected]
TEL: 03-5712-3770

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会社情報

会社名
社会福祉法人奉優会
住所
東京都世田谷区駒沢1-4-15真井ビル
電話番号
03-5712-3770

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