株式会社ワサビ、外国籍スタッフ支援の新評価制度を導入
株式会社ワサビ(大阪府大阪市)は、2024年12月から新しい人事評価制度をスタートさせます。これまでの制度を見直し、全スタッフのキャリア発展に寄与することを目的としています。
多様性を重視した人事評価制度
株式会社ワサビは、グローバルな人材の活用に注力しています。現在、従業員の約20%が外国籍であり、リモートで働くエンジニアも含まれています。新たな評価制度では、国籍に関わらずすべてのスタッフのキャリア支援が強化されます。
日本語能力向上の奨励
特に外国籍スタッフの日本語能力向上を促進するために、日本語能力試験のN1を取得した者には資格手当が支給されます。この措置は、異なる背景を持つ人材が自身の強みを発揮できる環境作りの一環です。
資格手当の拡充
新制度では、約30種の資格が手当の対象となるため、一般的なマネジメント職だけでなく、専門性の高いエキスパート職としてのキャリアアップも評価されます。これにより、スタッフ一人ひとりが持つ価値観の多様化が尊重されることになります。
複線型人事制度の導入
ワサビでは、従業員が自身の適性や希望に応じて複数のキャリアコースを選択できる複線型の人事制度も導入しました。この制度は、従業員の自律的なキャリア形成を支援することを目的としています。
日本における外国人雇用の現状
厚生労働省の発表によると、2023年10月末時点での外国人労働者数は約230万人に達し、過去最高を更新しました。このデータは、企業が外国人労働者を積極的に受け入れつつある実態を示しています。
SNSを活用した新たな採用戦略
また、ワサビは同じく2024年12月から、SNSを活用したグローバル人材の採用広報も開始します。特に、TikTokの公式アカウントでは、文化の違いや外国人のライフスタイルに関するコンテンツが人気を集めており、短期間で約2万人のフォロワーを獲得しました。これにより、海外在住の応募者から「グローバルな企業だと感じて応募しました」という声も寄せられています。
今後の展望
ワサビは、これらの新たな人事評価制度と採用戦略を通じて、多様性を尊重しながらスタッフが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を提供することに努めます。今後もダイバーシティ&インクルージョンの推進により、企業としての成長と社会的価値の創出を目指していくでしょう。
株式会社ワサビの概要
ワサビは、越境EC向けのソリューション事業やリユース事業を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。大阪市北区に本社を構え、日本の質の高い製品を海外で販売できるよう、国内外のEC管理システムを開発・運用しています。さらに、リユースフェスなどのイベント運営にも力を入れています。