OLTA株式会社と株式会社十六銀行は、2020年7月30日より共同で「じゅうろくクラウドファクタリング Powered by OLTA」という新たなサービスを提供することを発表しました。このサービスは、特に東海地域における中小企業や小規模事業者に焦点を当て、彼らの短期的な資金繰りの悩みを解消する目的で設計されています。
近年、商業取引の中で商業手形の利用が減少し、掛売りのケースが増えています。そのため、中小企業にとっては短期間で少額の運転資金を調達する手法が乏しくなっています。OLTAは、クラウドファクタリングを用いて、売掛金を売却することで早期に現金化できる新しい資金調達手段を提供します。
サービスの特徴
本サービスの主な利点は以下の通りです。
1.
迅速な審査と資金振込み
- お申し込みから24時間以内に審査結果が通知され、最短で即日中に資金が振込まれます。
2.
簡単な手続き
- 手続きはすべてオンラインで完了し、必要書類も簡素化されています。具体的には、本人確認書類、売却対象の請求書、過去7ヶ月の入出金明細、そして昨年度の決算書が必要です。
3.
リーズナブルな手数料
- コストは2%から9%の範囲で、諸経費が全て含まれています。この手数料により、企業は新しい資金調達の選択肢を手軽に利用できます。
4.
安心感
- 2社間ファクタリングの特性により、利用する企業は売掛先に知られることなく取引を行えます。
この新しいサービスは、OLTAが持つAIによる審査技術と、十六銀行の東海地域における強固な顧客基盤を結集した結果生まれました。OLTAは、約20万社の法人データを分析し、独自のスコアリングモデルを構築してきました。また、オンライン完結型ファクタリングサービスを2017年に開始して以来、急速に成長を遂げ、申込総額は200億円を突破しています。
今後の取り組み
コロナウイルスの影響を受け、新しい時代においては、金融サービスのデジタル化がさらに重要になると考えられています。十六銀行は中期経営計画の中で外部企業との連携を強化し、ファイナンスのニーズに迅速に対応することを目指しています。新しい時代に相応しいシームレスな金融サービスの提供を実現し、地域社会に貢献していく所存です。
OLTAと十六銀行の連携は、地域経済の活性化に寄与するだけでなく、今後のビジネスモデルの変革にもつながることが期待されます。両社は、この共同事業を通じて、より良い金融環境の構築に向けて取り組んでいきます。
詳細につきましては、【じゅうろくクラウドファクタリング】の公式ウェブサイトをご確認ください:
じゅうろくクラウドファクタリング Powered by OLTA