大阪府内の脱炭素行動促進コンテスト、受賞作品が発表
2024年7月から8月にかけて、大阪府内の小学校で開催された脱炭素行動を促す啓発コンテスト「緊急!減CO2(ゲンコツ)ミッション」の結果が発表されました。このコンテストは、大阪府及び日本総合研究所の共催で行われ、多くの協力企業も参加しています。
コンテストの概要
このコンテストには、大阪府内の約1,029校の小学4年生から6年生、計約21万人が参加。応募総数は1,437件にのぼり、最優秀賞1作品と100作品の優秀賞が選ばれました。最優秀賞に輝いたのは、小学4年生が描いた過剰包装のCO2モンスター「つつみタガリーナ」です。
受賞作品とその評価
今回の最優秀作品は、日常生活での無駄な包装をテーマにユニークなモンスターを表現。審査員たちは、「子どもたちの視点からCO2発生源を描くことで、生活の中でのCO2削減について考えさせられる」と感心の声を上げました。審査基準としては、デザイン性、CO2発生源をテーマにした着眼点、そして啓発能力が評価されました。
コンテスト開催の背景
脱炭素社会の実現を目指し、このコンテストは生活者一人一人が脱炭素行動を意識して行えるような「自分ゴト」として捉えてほしいという思いから始まりました。特に夏休みという子どもたちの自由な時間を利用し、楽しみながら環境問題に取り組む機会を提供しました。
審査員のコメント
審査員の一人である大阪府環境農林水産部の土屋俊平氏は「多くの作品が日常生活に潜むCO2排出の要因を独自の視点で描いており、非常に楽しめた」と語っています。また、日本総研の木下輝彦取締役も「作品からは、応募者自身の環境への思い入れが感じられ、非常に感動させられた」と述べています。
今後の展開
本コンテストの結果発表は、大阪府の公式ウェブサイトや各種イベントで掲載・展示される予定です。この取り組みを通じて、未来を担う子どもたちの環境意識を高めることに期待が寄せられています。
受賞作品の発表サイト
受賞作品の詳細は、
減CO2ミッションの公式ウェブサイトでご覧いただけます。
この取り組みは、企業が環境保護に向けた意識を高めることや、子どもたちが自らの行動を見直すきっかけになることを期待して継続されていきます。未来を考える上でも、脱炭素への取り組みは私たち一人一人の意識から始めることが重要です。