株式会社LIMNOが鳥取初のPRIDE指標ゴールド認証を達成 - ダイバーシティを推進する企業の挑戦

株式会社LIMNOがPRIDE指標でゴールド認証を達成

株式会社LIMNOは、このたび鳥取県内の企業として初めて、一般社団法人work with Prideが制定した「PRIDE指標」においてゴールド認証を受賞しました。これは、LGBTQ+（レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィアなどの性的マイノリティ）への取り組みが高く評価された結果です。

ダイバーシティ・マネジメントの促進

同社の代表取締役会長、小野久人氏は、経営理念について「ひとりひとりにどこまでも寄り添い、ときめく未来をデザインします」と述べ、自社の方針が個々の多様性を尊重し、共に成長し続けることを目指していることを強調しました。LIMNOの行動指針に基づく取り組みは多岐にわたり、特にLGBTQ+に関する施策が進化しています。

PRIDE指標に基づく評価

LIMNOのPRIDE指標取得には、以下の5つの評価基準に基づく取り組みが含まれています。

1. Policy（行動宣言）

- 2023年9月に公開された行動宣言は、LGBTQ+やSOGIに関する差別を明確に禁止することをうたっています。この方針は、従業員に対する姿勢と行動指針が盛り込まれ、具体的な内容として「性的指向」「性自認」「性表現」が含まれています。

2. Representation（当事者コミュニティ）

- 2024年4月からは、構内で働く全ての従業員が利用可能なLGBTQ+相談窓口を開設し、情報を社内で周知しました。さらに、毎年実施している匿名意識調査は、当事者と非当事者双方の抱える課題を理解するための重要な手段です。

3. Inspiration（啓発活動）

- 全従業員を対象に、LGBTQ+に関する研修を毎年実施し、基礎知識の理解促進に努めています。研修は多様な内容を含み、参加者の理解を深めるための工夫がされています。また、社内イントラネットで研修資料を公開し、いつでも復習できるように配慮しています。

4. Development（人事制度・プログラム）

- 同性のパートナーも家族として扱うことができる制度を整えており、様々な休暇や福利厚生が適用されます。ジェンダーに関する配慮として、性別記載欄の廃止やフレックス制度の導入など、全従業員が働きやすい環境を目指しています。

5. Engagement/Empowerment（社会貢献・渉外活動）

- 県外のLGBTQ+関連イベントへの参加を奨励し、企業としての立場を明確に示しています。また、自社主催の多様性イベント「色とりどり鳥取フェス」を通じ、地域社会への貢献も目指しています。

未来に向けた一歩

LIMNOは、今後も啓発活動を通じてLGBTQ+に対する理解を深め、さらなる社会的な取り組みを続けていく意向を示しています。2026年のPRIDE指標も継続してゴールド認証を目指し、誰もが自分らしく生きられる環境を実現するための努力を惜しみません。この活動は、企業にとっても他の地域社会にとっても希望の象徴といえるでしょう。

今後のLIMNOの動向に注目し、彼らの活動がより広がり、LGBTQ+の理解が深まることを期待します。