VIVOTEKが舞浜駅の混雑対策を実現する全方位カメラを導入

千葉県タクシー協会京葉支部が行った新たな取り組みとして、VIVOTEKの全方位カメラ「FE9382-EHV-V2」がJR舞浜駅に導入されました。このカメラは、360度の視野を持ち、タクシー乗り場の混雑状況をリアルタイムで把握することを可能にしています。

JR舞浜駅の背景

舞浜駅は東京ディズニーリゾートへのアクセスの重要な地点であり、日々数万人の利用者が訪れます。近年では特にコロナの収束に伴い、国内外からの観光客が増加し、駅周辺の混雑が深刻化しています。これにより交通渋滞やタクシー、バスの入構が困難になるという問題が現れています。

18年の歴史を持つモニタリングシステム

一般社団法人千葉県タクシー協会は約18年間、主要ターミナル駅においてネットワークカメラを設置し、混雑状況や防犯対策を行ってきました。千葉県内には8つの支部があり、5000台以上のタクシーが運営されています。タクシーの規制緩和に伴う渋滞問題を解決すべく導入されたこのシステムは、駅のタクシープールの混雑を緩和し、乗客の待ち時間を大幅に削減しました。

新たな課題とその解決

しかし、オーバーツーリズムの影響で、舞浜駅周辺の渋滞が再度問題に。特に乗り場を巡回する指導員の高齢化や人手不足も大きな課題でした。こうした状況を受け、千葉県タクシー協会は今回、全方位カメラを導入する決断をしました。

VIVOTEKカメラの選定理由

VIVOTEKの全方位カメラは、1台で360度をカバーでき、その結果として映像の死角をなくし、設置コストを削減できる点が大きな魅力です。また、高品質な映像を提供することで、防犯面でも大きな効果が期待されています。

導入後の効果

このカメラが設置されたことで、タクシー乗り場の混雑状況が可視化され、タクシー会社やバス会社から効率的な配車が可能になりました。また、警察機関への映像配信も行われ、犯罪の捜査や未然防止といった防犯措置にも寄与しています。さらに災害時の情報確認もスムーズになり、地域の安全を確保するための重要なツールとなっています。