ウエルシア薬局が全店舗でBuddycomを導入
ウエルシア薬局株式会社は、フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を全店約2,240店舗に導入したことを発表しました。この導入により、年間約20万時間の業務効率化が期待されています。今回は、ウエルシア薬局の導入の背景やその効果、今後の展望について詳しくご紹介します。
導入の背景
ウエルシア薬局では「地域No.1の健康ステーション」を目指し、特にカウンセリング営業の深化に力を入れています。お客様との対話やカウンセリングの時間を確保するために、デジタル技術を駆使して店舗作業の効率化を進めています。従来、コミュニケーションは館内放送や電話、口頭で行われており、情報の連携に時間がかかっていました。また、インカムを使用している店舗では、複数の業務用端末を持ち歩かねばならず、スタッフにとっては大きな負担でした。
Buddycom導入による効果
1. 生産性の向上
導入後、各店舗は月に約7時間半の生産性改善を達成しました。これにより、残業を削減し、売上向上に向けた業務に集中できる環境が整いました。Buddycomの一斉確認機能によって、スタッフが人を探す手間やバックヤードへの往復を減少させ、売り場のメンテナンスや接客に多くの時間を費やせるようになりました。
2. 業務ナレッジの共有
業務経験が浅いスタッフでも、対面でのコミュニケーションに頼らず、いつでも簡単に質問できる環境が整備されました。これにより、業務に関するナレッジがスムーズに共有でき、職場全体のスキルが向上しています。
3. 店舗運営の可視化
Buddycomの導入により、スタッフは指示や報告をタイムリーに受けることができ、広い店舗の状況を把握しやすくなりました。これにより、誰がどこで何をしているかという全体像を把握できるようになり、店舗運営が効率化されました。
4.業務用端末の集約
複数の業務用端末を1台に集約することで、スタッフの持ち運びや運用管理の負担を軽減しました。これにより、業務の効率性が一層高まることが期待されています。
今後の展開
ウエルシア薬局は、昨年より一部店舗でBuddycomの効果を検証した結果を基に、全店舗での導入を決定しました。また、ウエルシアグループの他のドラッグストアにも順次Buddycomを導入し、フロントラインワーカーがより働きやすく、笑顔で業務に臨むことができる社会の実現に貢献していく方針です。
まとめ
ウエルシア薬局のBuddycom導入は、業務の効率化やスタッフの負担軽減を実現し、顧客へのサービス向上に寄与することが期待されています。今後のさらなる展開にぜひ注目していきたいところです。