子供たちが映画で楽しむ特別な夏、「こども映画館」を開催!
国立映画アーカイブが毎年実施している人気イベント「こども映画館」が、2025年の夏休みにも開催されます。このイベントは、子供たちが映画館に集い、大画面で映画を体験できる貴重な機会です。上映会の前には作品紹介や映画フィルムに関する解説が行われ、参加者にとって映画という文化を学ぶ素晴らしい環境が提供されます。子供たちが映画の楽しさを体感することで、豊かな感受性や映像理解能力(リテラシー)を育むことを目的としています。
今回の「こども映画館2025」では、世代を超えて楽しめる様々なプログラムが用意されています。早速、その内容を見ていきましょう。
プログラム内容
1.『ある街角の物語』
- - 日程:7月25日(金)
- - 内容:人間以外にも心を通わせる存在がいることを描いた作品。柔らかな雰囲気の中で上映されます。
- - 作品:『やさしいライオン』(1970年、27分/カラー)、『ある街角の物語』(1962年、39分/カラー)
*当日は、小さなお子さんが怖がらないように明かりを少しつけて上映されます。
2.『吹けよ春風』
- - 日程:7月26日(土)
- - 内容:タクシーに乗って東京の街をドライブしながら観る映画。都会の魅力を感じることができる貴重な体験です。
- - 作品:『吹けよ春風』(1953年、82分/白黒)
3.『温泉悲話 三朝小唄』
- - 日程:8月1日(金)
- - 内容:無声映画を生演奏とともに楽しむユニークな上映会。映画と音楽のコラボレーションを体感できます。
- - 作品:『なまくら刀』(1917年、4分/白黒ポジ染色版)、『温泉悲話 三朝小唄』(1929年、60分/白黒)
4.『娘十八冒険時代』
- - 日程:8月2日(土)
- - 内容:ハリウッドの古典的コメディを生演奏付きで楽しむ上映。笑いに包まれるひと時を提供します。
- - 作品:『娘十八冒険時代』(1928年、69分/白黒)
活弁と生演奏
8月1日・2日の上映では、活弁士が作品に命を吹き込み、演奏が作品の魅力を引き立てます。
- - 弁士:尾田直彪(8月1日)、大森くみこ(8月2日)
- - 楽士:坂本真理(シンセサイザー、8月1日)、天宮遥(電子ピアノ、8月2日)
開催概要
このイベントは事前申し込みが必要です。中学生以下のお子さんの参加には保護者の同行が必須で、大学生以上の参加はできません。お席に余裕があれば、高校生の単独参加も可能です。
- - 企画名:こども映画館2025年の夏休み★
- - 場所:国立映画アーカイブ小ホール(地下1階)
- - 日時:2025年7月25日(金)- 26日(土)、8月1日(金)- 2日(土)各日14:00開始
- - 定員:151名(全席自由)
- - 料金:中学生以下は無料、一般520円、高校・大学生・65歳以上310円
- - 申し込み:7月4日(金)16:00より受付開始。詳細は公式ウェブサイトにてご確認ください。
「こども映画館2025」は、Adobe Foundationの支援を受けて行われるイベントです。映画の魅力を子供たちに伝え、豊かな文化体験を提供することを目指しています。ぜひ、この機会に親子で大スクリーンの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。