伝統と革新が融合する京扇子ファンド募集開始
日本の伝統文化を未来へ繋ぐためのプロジェクト、"日本文化を未来へ繋ぐ「京扇子」ファンド"がミュージックセキュリティーズ株式会社によって新たにスタートしました。このプロジェクトは、古くから受け継がれてきた京扇子を現代に生かし、その魅力を世界に広げることを目的としています。
京扇子の魅力と課題
京扇子は、平安時代から続く歴史ある工芸品で、竹や和紙、絹などを用いて作られています。その美しいデザインは日本の美意識の象徴とされ、贈り物や儀礼に用いられることも多いです。しかし、近年では伝統工芸品全般において生産量が著しく減少しており、特に京扇子の生産額は約20年前と比較して70%近くも減少しています。これには、安価な輸入品の増加や職人の高齢化、さらには後継者不足などが影響しています。
本ファンドの目的は、伝統技術の後継者を育成し、京扇子の製造技術と価値を次世代に伝えることです。最近では、京扇子の骨組み製造を請け負う「奥村」が事業を承継し、新たな挑戦が始まりました。
アップサイクルな京扇子の開発
本ファンドの最大の特徴は、未活用の着物生地を京扇子の扇面として活用する「アップサイクル」な取り組みです。この方法を通じて、ただの廃材を新たな価値を持つ製品へと変化させます。資金は、京扇子の骨組みの仕入れや熟練職人による製造に使われ、特に丁寧に仕上げられる一品となります。
出資者には、その特別な「アップサイクル扇子」が手元に届き、手作りの温もりを感じることができます。これにより、単なる消費者から文化の担い手としての役割を果たすことができるのです。
ファンドの詳細と魅力
プロジェクトは2025年3月18日から2025年9月30日の間で資金を募集します。申込単位は31,200円(うち出資金30,000円、手数料1,200円)で、6,000,000円を目指しています。
以下のような活動を通じて、日本文化を次世代へと継承し、伝統産業の持続可能性を確保することを目指します。
- - アップサイクル京扇子の開発: 着物生地を扇面に利用し、新しい価値を創造します。
- - 熟練職人による技術の継承: 高品質な京扇子を製造することで、技能を後世に伝えます。
- - 新市場の開拓: 日本文化の発信を通じて、伝統工芸品の魅力を広めます。
出資者には、世界に一つだけの特別な扇子が届けられ、伝統美と現代的な価値を融合させた一品を手にする機会を得ることができます。
このプロジェクトを通じて、伝統を守りつつ新たな挑戦を続ける京扇子の未来にご期待ください。詳細はファンドページにてご確認いただけます。