AI技術を駆使した新しい移動手段「のらざあ」の登場

ジョルダン株式会社が新たに導入した「のらざあ」は、AIを活用したオンデマンド型の公共交通サービスです。今回のアップデートにより、ジョルダンのスマートフォンアプリ「乗換案内」では、この「のらざあ」を利用した経路検索が可能になりました。

「のらざあ」は長野県茅野市で運行しており、利用者は出発地や目的地の近くにある主要な乗降地点を選ぶことで、スムーズに移動することができます。この新しい移動手段は、特に公共交通機関の接続が不便な地域において、高い利便性を提供することが期待されています。

従来の「乗換案内」機能に加え、アップデートによりユーザーに対して多様な経路選択肢が提示されるようになりました。アプリ内にある「のらざあ」のバナーをタップすると、もし「のらざあ」アプリを既にインストールしている場合には即座にそのアプリが起動します。これにより、必要な情報が手間なくアクセスできるほか、未インストールの場合はストアに誘導され、スムーズにダウンロードが可能です。

加えて、2024年5月8日からは「乗換案内 version 6」の提供も開始する予定です。このバージョンでは、公共交通のほかにレンタカーやシェアサイクル、キックボードといった新しい移動手段も含まれることとなります。「トータル・マルチモーダル経路検索」として、あらゆる交通手段を網羅した経路提案を行うことで、利用者のニーズに広く応えられるサービスを展開していく方針です。

この「トータル・マルチモーダル経路検索」は、特別な設定をすることなく、誰でも簡単に複数の交通手段を組み合わせた経路を探し出せることが特徴です。今後もジョルダンは、より多くの新しい移動手段を取り入れ、ユーザーの多様な移動のニーズに応えるサービスを提供していくことでしょう。

さらに、乗換案内アプリは、iOSやAndroidに対応しており、いずれも無料で利用可能です。Plusモードを利用するためにはプランの購入が必要ですが、基本機能は無料で提供されています。「乗換案内」は、これまでに累計4,800万ダウンロードを達成しており、国内外の多くのユーザーに支持されています。ジョルダンは1979年の設立以来、移動に関する情報提供を中心としたICT企業として、さらなる発展を目指しており、MaaSビジネスにも積極的に取り組んでいます。

このように「乗換案内」と「のらざあ」は、今後の移動手段を根本から変える可能性を秘めています。モビリティの未来に期待が高まる中、ぜひこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。