メイクで引き出す新たな自分の可能性
2025年3月18日、グローバルメイクアップブランド「KATE」が東京都立小山台高等学校の定時制課程で第5回『KATE SCHOOL』を実施しました。このプログラムには、18名の生徒が参加し、メイクを通じて自分自身と向き合うことをテーマに学びました。
KATE SCHOOLの背景
KATEは1997年に誕生以来、「NO MORE RULES.」というスローガンの下、自由なメイクのスタイルを提案しています。昨今、個々の生き方や美の価値観が多様化する中、自己表現や自分らしさが重視されています。しかし、同時に社会的なプレッシャーや固定観念に悩む若い世代も増えており、「自分らしく生きたい」と思いつつもその方法が分からないという声も多く聞かれます。そこでKATEは、メイクを通じて自己表現を促進し、自分らしさを再発見する機会を提供するためにこの授業を開始しました。
授業の進行内容
事前ホームワーク
参加生徒には、KATEのアイシャドウ「ザアイカラー」から自分が気になる4つの色を事前に選んでもらいました。色には「無我夢中」や「少しだけ遠回り」などの名前がつけられており、生徒は自分の感情に寄り添った選択を行いました。
授業当日は、まず自分が選んだ色のアイシャドウパレットが配布されます。このパレットを使って授業が進められますが、単なる技術習得ではなく、「なぜその色を選んだのか」といった自己探求が重要視されました。
自分らしさを知るディスカッション
授業の最初で、生徒たちはペアになり、自分が選んだ色の背景や理由についてじっくり話し合います。これにより、自己理解を深める時間が設けられました。
自分らしさの表現
その後、実際にアイシャドウを使用し、自分の顔に自由にメイクを施します。普段使わない色を使いながら、自分自身を表現する楽しさを体感しました。生徒はアイシャドウパレットに大胆に色をのせ、メイクシートに描き出すことで自分の個性を表現します。
最後の仕上げ
メイクが終わると、生徒は自分の新しい姿を写真に収め、感じたことを記録します。
このプロセスを通じて、他者からの反応を知り、自らの可能性を再確認する機会が与えられました。
参加者の感想
参加した教員は、生徒たちが初めてのメイク体験に戸惑いながらも、自分なりの表現を行っていく様子を見て感動したと語ります。生徒の一人は、「普段は人の真似ばかりしていたけれど、今日は自分らしく自由にできて楽しかった」と話しました。
授業を進める中で、生徒同士のコミュニケーションが活発になり、自然と笑顔があふれました。KATEは今後もこのような活動を続け、自らの可能性を探る手助けをしていくことを約束しています。