長崎県南島原市で母子手帳アプリ『母子モ』が導入!
長崎県南島原市にて、新たな子育て支援ツールとして、母子手帳アプリ『母子モ』が7月1日から提供開始されました。このアプリは、同市の理念である「人の優しさにふれ健やかで夢を語れるこどもが育つまち」に基づき、地域全体で子育てを支えるためのものです。南島原市では、735以上の自治体で採用されているこのアプリを導入することで、妊母や保護者が『南島原市で子育てができてよかった』と感じることができる環境を整えています。
地域の支援で子どもたちを育む
南島原市では、令和6年度から新たに南島原市こども家庭センターを開設する予定で、保健師、助産師、栄養士、家庭児童相談員など専門知識を持った職員が、18歳未満の子どもや妊産婦に対する相談を行っています。これに加えて、16カ所の地域子育て支援センターも運営しており、親同士の交流や育児相談の場を提供しています。
経済的負担軽減を目的とした「妊産婦医療費助成」が令和5年度から開始され、また今年の7月からは高校生世代も対象に加わりました。これらの施策を通じ、妊娠期から子育て期にかけての多様なサポートが行われています。アプリ『母子モ』は、市の取り組みをより便利に活用するための新たな手段となっており、地域密着型の支援を強化します。
実用的な機能が満載の『母子モ』
『母子手帳アプリみなみしまばら』は、スマートフォンやタブレット、PCに対応しており、妊産婦や子どもの健康データの管理や、予防接種スケジュールの管理、育児に関するアドバイスが受けられます。特に、忙しい家庭に便利な機能が充実しており、育児日記としての「できたよ記念日」では、こども家庭庁の母子健康手帳様式例を基にした様々な成長記録が簡単に行えます。
アプリを使用することで、感染症の影響で状況が変化した際にも、自治体からの重要情報や保健師からのアドバイスがテキストや動画で適時に提供されるため、子育て中の家庭は安心して過ごせる環境が整います。
市長の思い
南島原市の松本政博市長は、アプリ導入について次のようにコメントしています。「私たちの目指す『人の優しさにふれ健やかで夢を語れるこどもが育つまち』の実現のために、このアプリが一助になればと願っています。妊産婦や子育て中の方々が抱える悩みや不安が少しでも軽減されることを期待しています。」
アプリの具体的な機能
自治体からの情報提供
- - 各種子ども医療費助成制度や児童手当などの情報提供
- - 自治体からのお知らせ配信
健康管理・記録機能
- - 妊娠中の体調や体重の記録(グラフ表示)
- - 胎児や子どもの成長の記録
- - 予防接種のスケジュール管理
育児情報の提供
- - 出産・育児に関する基礎情報
- - 動画による育児方法の紹介
育児日記
データ共有機能
このように、母子手帳アプリ『母子モ』は、南島原市における多様な子育て支援策の一環として、大切な役割を果たしています。地域の支援の中で育まれる健やかな子どもたちの未来への期待が、アプリの導入によってさらに強まることでしょう。子育て世代の皆さんにとって、心強いパートナーとして活躍することが期待されています。