鹿島市とジャパンオーガニックパーティーが地域活性化へいざなう新たな協定

ジャパンオーガニックパーティーと鹿島市が手を結ぶ

佐賀県鹿島市と一般社団法人ジャパンオーガニックパーティー（JOP）が包括連携協定を締結しました。この取り組みは、地域の特性を生かした新たな価値創出と、それを通じた地域活性化を目指しています。

自然素材の魅力を最大限に引き出す

NPO法人として2013年に設立されたジャパンオーガニックパーティーは、地域で育まれた天然素材に着目し、それらを新しい化粧品や健康食品の原料として規格化する鳴るべく活動を続けています。特に2016年からは鹿島市内で収穫された摘果青ミカンや茶葉、さらに蓮の花、レモンなど、地域特有の素材の有用性を発掘し、これらを大手化粧品企業に提供してきました。

このような活動の結果、これらの地域資源はすでに多くの製品に配合され、消費者の手に届いています。地域の特産物がブランド化され、地元経済に寄与する仕組みが進展しています。

さらなる協力の枠組み

今回の協定では、地域の特性を生かした新たな取り組みが盛り込まれています。その内容は以下の通りです：

- 臨時雇用機会の創出：地域の高齢者や障がい者が収穫作業に参加できるような雇用機会を作ることで、農福連携を実現します。
- 化粧品機能性評価試験の実施：市役所職員の協力のもと、大学や試験機関と共同で新しい化粧品の機能性研究を行います。
- 情報提供の充実：化粧品や健康食品の原料化に関する情報や工程を広く地域の人たちに提供する機会を創設します。
- 地域活用の促進：鹿島オフィスの空間を地域住民が利用できる場所として提供、地域の憩いの場のような社会的な役割を担います。

鹿島市の魅力

鹿島市は自然が豊かで、美しい風景に囲まれています。市の南部には有明海が広がり、清らかな水と空気が流れる環境が整っています。ここからは2011年に“チャンピオン・サケ”に選ばれた日本酒も誕生し、地元の農作物は高く評価されています。

また、市内には日本三大稲荷の一つである祐徳稲荷神社があり、年間約300万人もの参拝者が訪れるなど、歴史的にも地域の魅力を高めています。この神社は商売繁盛や縁結びの信仰を集めており、多くの人々が訪れる理由の一つです。