ドナーミルク利用の現状と増加する支援
2025年度のデータによると、日本国内でのドナーミルクを利用した赤ちゃんの人数が1,401人に達しました。この数値は前年度の1,214人と比べて約15%の増加を示しています。また、ドナーミルクを使用する病院は、2026年3月末時点で45都道府県にわたる131の施設へと拡大しました(前年は114施設)。
ドナー登録数の現況
一方で、ドナー登録完了数は743人で前年の748人から横ばいとなっています。ドナーミルクを必要とする全ての赤ちゃんが安定して供給を受けられるように、今後は新たなドナー登録の促進と、登録施設の増加が求められます。
母乳バンクの仕組み
母乳バンクは、自身の子供に必要以上の母乳を持つドナーから寄付を受け、それを適切に処理した後、早産や極低出生体重の赤ちゃんに提供します。特に、壊死性腸炎や未熟児網膜症などのリスクにさらされている赤ちゃんにとって、母乳は必要不可欠な栄養素であり、腸の発達にも寄与します。
自治体の支援
東京都や神奈川県、大阪府などの自治体も、母乳バンクの利用を促進するための助成金を提供しています。東京都では、ドナーミルクを使用する病院に賛助会費を補助し、ドナー登録を行う際にも補助金を出しています。同様の支援が神奈川県と大阪府でも行われ、地域での支援が拡大しています。
今後の展望
今後も日本財団母乳バンクは、より多くの赤ちゃんがドナーミルクの供給を受けられるように周知啓発活動を加速していく必要があります。ドナーミルクの需要は高まっているため、母乳バンクとともに、ドナーの登録促進が急務とされています。日本財団母乳バンクでは、全国131施設での利用拡大と共に、ドナーミルクの需要に対して安定した供給を継続するために努力を続けています。
まとめ
ドナーミルクの重要性は今後ますます増すと考えられ、その利用拡大に向けた各方面の協力が必要です。母乳が不足している赤ちゃんに向けた支援策の充実が求められています。日本財団母乳バンクは、安定したドナーミルク供給を目指し、役割を果たし続けることで社会に貢献することを目指しています。