子どもの成長評価
2025-11-06 14:38:27

株式会社ぴよログと大阪大学、子どもの成長評価法を開発へ

子どもの成長を親と共に見守る未来へ



株式会社ぴよログは、育児記録アプリ「ぴよログ」の利用者が蓄積した成長データを駆使して、子どもたちの体格評価に関する新たな研究を始めました。今回のプロジェクトは、大阪大学大学院基礎工学研究科の清野教授を中心とした研究グループとの共同作業です。特に、子どもたちの成長過程に着目し、既存の評価基準に潜む限界を克服することを目的としています。

研究背景



近年、多くの親が子どもの成長を記録することが一般的になっています。「ぴよログ」には、日々の成長に関する大規模なデータが集積されていますが、それを利用した体格評価の精度は未だ確立されていません。従来の体格指標、特にBMI(Body Mass Index)は、子どもたちの身体的発達の多様성을十分に反映していないとの指摘がなされてきました。清野教授の研究によると、現在の評価基準では、背が高い子どもが過剰に肥満と見なされたり、小柄な子どもが過少評価されたりする可能性があることが示されています。これにより、子どもたちの健康状態の理解を深めることが難しくなっているのです。

共同研究の進展



この共同研究では、育児記録アプリ「ぴよログ」に記録された約70万人の利用者の成長データを解析し、個々の成長パターンに基づいた新しい体格評価法を構築します。研究者たちは、成長期特有の発育のバラエティーを考慮した評価基準を開発し、今後の子どもたちの健康リスクをより正確に評価できることを期待しています。調査の結果は、家庭や教育現場で実用化される予定です。

社会的意義



子どもの発育における正確な評価は、健康維持や疾患予防に直結します。特に、肥満や過剰なやせは、長期的な健康に深刻な影響を及ぼすため、関心が高まっています。この研究の成果は、より健康的な成長を支援するための科学的根拠を提供し、すべての子どもが健やかに成長できる社会の実現に寄与することが期待されています。

今後の展望



今後の計画として、評価法は「ぴよログ」アプリに組み込まれ、家庭での使いやすさも考慮した形で提供される予定です。また、大阪大学と連携し、医学的・生理学的な妥当性を検証し、国際的に通用する評価基準としての信頼性も高める努力が続けられます。これにより、科学を基にした育児支援が可能となり、育児の新しいスタンダードが確立される見込みです。

清野教授は「家庭で記録される成長データを活用するこの研究は、子どもの健康を守る新たな取り組みとして重要です。科学的根拠に基づいた評価基準の確立を目指し、すべての子どもが健康に成長する社会づくりに貢献したい」と述べています。

株式会社ぴよログについて



「ぴよログ」は、利便性の高いユーザーインターフェースを持ち、500万ダウンロードを達成した育児記録アプリの提供を通じて、子どもと家庭の成長を支援しています。今後も、育児をより安心・便利なものにするサービスの拡充を図っていきます。


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会社情報

会社名
株式会社ぴよログ
住所
愛知県半田市昭和町1-60-10 セントラル知多半田5A
電話番号

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