ITエンジニアの管理職離れ
2026-06-22 09:39:25

ITエンジニアの管理職志望、半数が「なりたくない」と回答した理由とは?

ITエンジニアの管理職志望、半数が「なりたくない」と回答



最近、株式会社キッカケクリエイションが実施した調査によって、25歳から39歳のITエンジニアの約半数が管理職になりたくないという意向を持っていることが分かりました。この結果は、エンジニア職のキャリア形成において重要なシグナルを示しています。その調査結果を詳しく見ていきましょう。

非管理職ITエンジニアの実態


調査対象となったのは、25歳から39歳の非管理職ITエンジニア428名。彼らに対して「将来的に管理職になりたいか」という質問をしたところ、約47.5%が「管理職になりたくない」と回答しました。この結果から、自身のキャリアを考える上で、彼らはただ昇進を望んでいるわけではないことが見えてきます。

最も多くの回答理由として挙げられたのは、「業務量や責任に対して報酬が見合わない」というもので、54.7%がこの理由を選びました。また、上司と部下の間に挟まれるストレスも原因として示され、44.8%が「その負担が大きい」と言及しています。特に、残業代が支給されなくなる可能性を心配する声も多く、29.1%がこの懸念を持っていました。

ネガティブイメージの広がり


また、職場内でも管理職に対する「なりたくない」というネガティブなイメージが広がっていることを感じているエンジニアが72.2%に達しました。これは、IT業界特有の環境や職務に対する疑問を反映しており、今後のキャリア設計において深刻な影響を与える要因となるでしょう。

副業・複業の魅力


興味深いのは、約65.5%のITエンジニアが「1社での昇進」よりも「副業や複業を通じて技術の幅を広げること」に魅力を感じているという点です。その理由として、収入源を多様化し、経済的な安定を図りたいという意向が強く示されています。特に、1つの会社に依存するリスクを分散したいという声が多く見られ、エンジニアたちのキャリア観にも変化が生じています。

管理職を引き受ける条件


管理職に対する意欲を高める条件もいくつか挙げられています。例えば、報酬が「年収100万〜200万円増」される場合でも27.1%がそれを望んでいますが、逆に「金額に関わらず管理職にはなりたくない」という意見も13.3%存在します。このことは、単なる給与の上昇だけではなく、職務内容や働き方の自由度も重視されていることを示しています。

まとめ


この調査結果から、ITエンジニアの「管理職離れ」は単なる意欲の低下ではなく、報酬に対する不満や管理職に対するイメージが根底にあることが分かりました。エンジニアたちは、昇進ではなく自分のスキルを多角化し、より良いライフスタイルを求めているのです。このような変化を受けて、企業はエンジニアのキャリアパスを再構築する必要があると言えるでしょう。


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