2024年冬のエアコン利用意向に関する実態調査
2024年の冬が近づく中、エアコンの利用に関する調査結果が明らかになりました。政府による電気料金補助が間もなく終了することを受け、消費者の間では暖房にかかる電気代の増加の懸念が広がっています。
調査によると、今年の夏のエアコン冷房の利用時間が伸びたことも影響してか、電気代が「増えた」と答える人が58%に上りました。特に記録的な暑さが続いた7月では、電気代の増加幅が「2,000円〜5,000円未満」という回答が最も多く、次いで「2,000円未満」や「5,000円〜10,000円未満」という結果が続きました。
また、80%の調査対象者が電気料金の値上げについて何らかの負担を感じていると回答しており、食品や日用品の価格上昇に対する不安も86%に達しているのが特徴です。こうした状況下で、エアコンの利用抑制を考える人々が増加しており、「今年の冬、エアコン暖房をガマンしたい」と答えたのが53%。これは昨年の44%から増加した数値です。
特に注意が必要なのは、エアコンの冷房よりも暖房の方が電気代が高くなることです。実際、エアコンのプロによると、外気温と設定温度の差が大きいほど消費電力は増え、電気代が高くなる傾向にあるとのことです。このため、冬の間に暖房を正しく利用し、節電対策を講じることが求められます。
冬のエアコン節電術6選
パナソニックのエアーマイスター、福田風子さんは、電気代を節約するための具体的な節電術を提案しています。以下の6つのポイントを実践することで、エアコンの効率的な利用が期待できます。
1.
エアコンのこまめな掃除
定期的にフィルターや内部の清掃を行うことで、効率よく運転させることができます。
2.
設定温度を上げすぎない
室温を快適に保つためには、設定温度を適切に設定することが重要です。
3.
風量を自動に設定する
消費電力を抑えるためには、風量を自動設定にしてエアコンが最適に働くようにします。
4.
窓の遮熱対策をする
窓に断熱フィルムやカーテンを使って暖気が逃げるのを防ぎます。
5.
サーキュレーターを併用する
冬場は暖気が上にたまりがちなので、サーキュレーターを使って部屋全体の温度を均一に保ちます。
6.
室外機周辺の掃除
室外機が正常に働くためには、周囲を清潔に保つことも大切です。
これらの方法は、特に暖房時に高い効果を発揮しますので、ぜひ覚えておきましょう。
また、パナソニックの「AI快適おまかせ」機能を使うことで、最適な運転モードと温度に自動で調整されるため、さらなる節電が期待できます。
冬の暖房シーズンが始まる前に、これらのアドバイスをもとにエアコンの使用を見直し、賢く電気代を抑えた快適な冬を迎えましょう。