日台協働キャンペーン!ヤマガラをeBirdに投稿しよう
公益財団法人日本野鳥の会が、5月10日から始まる愛鳥週間に合わせて、「ヤマガラをeBirdに投稿しよう!」というキャンペーンを実施します。この企画は、日本と台湾の初のコラボレーションプロジェクトとして注目を浴びています。参加者は、日本国内で見られるヤマガラやその仲間を観察し、eBirdに投稿することで記念品がもらえるチャンスがあります。
eBirdとは?
eBirdは、米国のコーネル大学が運営する世界最大の野鳥観察データベースで、全世界のバードウォッチャーが参加できる市民科学プロジェクトです。利用者は、バードウォッチングの記録を簡単にスマートフォンやPCから投稿でき、観察結果がどのように活用されるかも明確に示されています。
日本では、2021年11月からeBirdの日本語版が開始され、コーネル大学と日本野鳥の会の協力により、野鳥観察がより身近になりました。アジア地域ではデータがまだ十分ではないため、今回のキャンペーンを通じて日本と台湾でのデータ入力を促進することが期待されています。
ヤマガラの仲間に焦点を当てよう!
観察対象種には、日本のヤマガラ、オーストンヤマガラ、オリイヤマガラの3つ、そして台湾のタイワンヤマガラが設定されています。これらは、もともと同じ亜種として見なされていましたが、近年では別種として分類されています。ヤマガラは日本全国で見られる一般的な鳥ですが、タイワンヤマガラは台湾特有の存在です。このキャンペーンは、両地域のバードウォッチャーにとって、仲間の鳥を共通のテーマにして楽しむ絶好の機会です。
キャンペーン詳細
期間
2025年5月10日(土)から持続し、愛鳥週間に2日間も追加されます。
参加方法
参加者は、期間中にバードウォッチングを行い、見た鳥をeBirdアプリやWebサイトに投稿します。初めて聴く方は、無料で受け取れるPDFガイドを参考にして、スムーズに参加できます。
参加賞の紹介
- - サントリー特別賞: ヤマガラの仲間を3件以上投稿した先着10名に、サントリーホールディングスが提供する「育林材のオリジナル時計(ヤマガラのデザイン)」が贈呈されます。
- - eBird台湾賞: 9日間連続でチェックリストを投稿した参加者中から10名に、eBird台湾チームのオリジナルキャップがプレゼントされます。
オンラインセミナー・イベント情報
参加者向けに、オンラインセミナーが開催されます。これは、日本と台湾のヤマガラについての研究がどのように行われているかを学ぶ絶好のチャンスです。セミナーは無料で参加可能で、専門家から直接情報を得ることができます。
また、東京港野鳥公園では、参加者が自由にバードウォッチングを楽しめる「ビッグ・デー」イベントも行われます。この日は、世界的な野鳥カウントイベント「グローバル・ビッグ・デー」にも参加でき、観察した数に応じて素敵な賞品がもらえます。
おわりに
日台協働キャンペーンは、バードウォッチングを楽しむだけでなく、野鳥の保護や調査活動に貢献できる絶好の機会です。日本と台湾のバードウォッチャーが一堂に会し、切磋琢磨しながらヤマガラの観察を楽しむことで、新たな発見と交流が生まれることでしょう。今年の愛鳥週間は、ヤマガラを通じた国際交流の新たなスタート地点となることを期待しています。