日産オリバー・ローランド、メキシコシティE-Prixで逆転勝利を成し遂げる!
2025年1月11日、日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドがメキシコシティで行われたABB FIAフォーミュラEワールドチャンピオンシップ第2戦「ハンコック・メキシコシティE-Prix」で衝撃の逆転勝利を収めました。このレースは4万人以上の盛り上がるファンが見守る中、特に熱戦が繰り広げられました。
ローランドは、スタート時に4番手からのスタートとなるも、巧妙な戦略と瞬時の判断力で次々にライバルを抜き去り、優勝の座をつかみました。特に注目すべきは、元世界チャンピオンたち、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタやパスカル・ヴェアライン、ジェイク・デニスとの激変な攻防。ローランドはアタックモードの使い方を見事に活かし、最終的にはレースの半ばでリードを奪取しました。
この勝利は、ポルシェがメキシコシティで4シーズン連続して勝利を収めていた流れを断ち切るもので、ローランドにとっても特に意味深い勝利となりました。レースの序盤にミスを犯し、逆境に立たされながらも、最後の50kWブーストをうまく利用したことで劇的な展開を迎えることができたのです。
表彰台には、2位のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(タグ・ホイヤー・ポルシェ)と3位のパスカル・ヴェアライン(同)が並ぶ結果に。ダ・コスタはこの結果により、ドライバーズチャンピオンシップ首位の座を守りました。
レース後のインタビューで、オリバー・ローランドは「予選からしっかりと仕事をして、結果を出すために全力尽くしました。運も味方してくれたと思います」と振り返りました。勝利に対する喜びが彼の表情にはあふれ、次のレースへの期待も示しました。
次戦は、2月14日と15日にサウジアラビアのジェッダで開催される予定のダブルヘッダーです。この記念すべきレースは、フォーミュラE初のナイトレースとなり、さらなるドラマが期待されます。
また、東京での「Tokyo E-Prix」は2025年5月に実施予定です。これに向けたチケットの情報も近日中に発表される予定で、フォーミュラEファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。
フォーミュラE自体は、電気自動車によるFIA世界選手権であり、持続可能な未来を追求する重要なスポーツとして注目を集めています。これからのシーズンも、世界中の都市でドラマチックなレースが展開されることに期待が高まります。ぜひ、注目のレースをお楽しみに!