大友製作所と金融機関の協力でフィリピン事業の拡大へ

株式会社大友製作所は、今回日本政策金融公庫と東邦銀行との間で協調融資契約を締結することができました。これにより、同社がフィリピンで展開している事業のさらなる拡大に向けた重要なステップを踏むこととなります。この融資契約は、大友製作所が持つ製造業としての強みを基盤に、国内外での競争力を高めるための支援となります。

大友製作所の歩みと成長

株式会社大友製作所は1979年に設立され、茨城県高萩市に本社を構えています。プラスチック成形品や回路基板の製造を行っている同社は、品質管理にこだわり、高い技術力を持つ企業です。特に、プラスチック部品製造や電気器具の製造組立において、信頼のおける製品を提供し続けています。

その後、2000年にはフィリピンに現地法人である「BIGMATE PHILIPPINES, Inc.」を設立し、急成長する市場に積極的に進出しました。フィリピンの現地生産体制を整えることで、コスト競争力を高め、効率的な生産を実現しています。このような展開は、国内市場だけでなく国際市場における競争力をも強化しています。

協調融資契約の意義

今回の協調融資契約は、日本政策金融公庫と東邦銀行の協力によって実現しました。これにより、大友製作所はフィリピンにある事業拠点をさらに強化し、地域社会への貢献も目指しています。新たに調達される資金は、現地の雇用創出や生産能力の向上、さらには地域経済への影響を考慮した形で利用される予定です。

地域社会への貢献と未来

大友製作所は、企業の成長だけでなく地域社会との共生にも力を入れています。フィリピンでの事業拡大は、現地の人々にとっても新たな雇用機会を生み出すチャンスとなります。また、地域に根ざした企業として、地元のニーズを踏まえた製品の提供に努めることで、真の意味での地域貢献を果たしていきたいと考えています。

今後も大友製作所とその子会社である株式会社匠堂は、国内外での事業を拡大し続けることで、より多くの機会を地域社会にもたらすことができるよう努力を重ねていく所存です。この協調融資を契機に、国際的な成長を実現し、持続可能な社会へ向かって進んでいくことを目指しています。