京王電鉄が「けい太くん」ラッピングのAI床清掃ロボットを導入

京王電鉄は、人気キャラクター「けい太くん」をデザインしたAI搭載の床洗浄ロボットを、2023年9月17日から京王線飛田給駅にて本格運用を開始します。

このロボットは、清掃エリア内の走行経路や速度、洗浄水量、パッドの圧力などを、事前のテストから記憶させることで、自動的に清掃を行う仕組みです。また、歩行者や障害物をセンサーで感知し、適切な判断で動作を続けることができるのも特徴です。周囲の安全にも配慮し、音声案内やウィンカーで注意を促す機能を備えています。

この自動清掃は、飛田給駅の改札内、特に日中の時間帯に行われます。視覚障がい者向けの誘導点字ブロックや段差のある階段は、通常通り清掃スタッフが作業を続けることを考慮しています。また、イベントなどで多くのお客さまが利用する際には、ロボットの使用を見合わせる場合もあるため、利用者の安全が最優先されます。

「けい太くん」と味の素スタジアムのコラボレーションによるラッピングは、駅利用者の目を引くデザインとなっており、周囲の雰囲気にも溶け込む工夫がされています。

ロボットの詳細

- 商品名: HAPiiBOT（ハピボット）
- サイズ: 532mm × 1200mm × 970mm (W×L×H)
- メーカー: アマノ株式会社
- 清掃場所: 京王線飛田給駅改札内のコンコース
- 導入台数: 1台
- 稼働日: 2023年9月17日（火）

京王設備サービスについて

この床洗浄ロボットを導入した京王グループの株式会社京王設備サービスは、1964年に設立され、本社は東京都渋谷区に位置しています。同社はビルの総合管理および鉄道施設の管理を行っており、安全で快適なサービスを提供することを目指しています。

今回の導入は、効率的で安全な清掃サービスの提供だけでなく、京王電鉄のキャラクターを活用することによって、駅の魅力や親しみやすさをさらに高めることにもつながります。

今後、観光や日常の利用者が京王線を利用する際には、ぜひ「けい太くん」のラッピングを施した清掃ロボットにも注目してみてください。清掃の質と安全性向上を一手に担う新たな試みが、駅の利用者に快適な体験を提供することでしょう。