リーンオンミー CEO 志村駿介氏がアントレプレナーシップ推進大使に就任！

株式会社Lean on Meの志村駿介CEOが、2023年9月1日に文部科学省から「アントレプレナーシップ推進大使」に任命されました。この役割は、日本各地で進められているスタートアップ創出のための政策の一環として、小中学生向けのアントレプレナーシップ教育を推進することを目的としています。志村CEOは、弟に知的障がいがあった経験から、社会的な課題に取り組む企業を経営しており、自身の経験を活かして子どもたちを勇気づけたいと考えています。

「アントレプレナーシップ推進大使」として、志村氏は広報活動や講演を通じて、子どもたちが起業や新しいことに挑戦する意志を持てるようサポートすることを目指しています。彼は「日本の未来を担う子どもたちに勇気を与えたい」という強い思いを持っています。

Lean on Meについて知る人は多くないかもしれませんが、同社は大阪府高槻市に本社を置き、2014年から障がいのある方への理解を深めるためのeラーニングサービス「Special Learning」を提供してきました。この取り組みは、知的・発達・精神障がいのある方々とのコミュニケーションをスムーズにすることを目的としています。

eラーニングサービスは、動画を通じて実際の場面での適切な対応を学ぶことができ、日常の支援で直面する問題への対処を容易にします。さらに、志村氏は「秀吉会」で理事としても活動しており、スタートアップ企業同士の交流を促進し、社会変革への貢献を目指しています。

現在、「アントレプレナーシップ推進大使」として活動している志村氏を含め、73名の推進大使が活躍しており、それぞれが自身の経験や専門性を基にサポートを行っています。志村氏は自らの過去の経験を踏まえ、特に母子家庭で育った子どもたちの応援にも力を入れたいと感じています。

志村氏の就任については、彼自身が「私も母子家庭で育ち、経済的な困難を抱える子どもたちに特に寄り添いたい」と言及しています。このような意気込みが、今後の子どもたちの起業家精神を育む大きな力となることが期待されます。

Lean on Meは、障がい福祉サービス業務に携わる職員や、一般企業の障がい者雇用に関する職員向けに、インクルーシブな企業文化の構築を支援するトレーニングプログラムも提供しています。そして、2024年4月には法的に義務付けられる合理的配慮の提供に関するソリューションも展開する予定です。

志村氏のように積極的に社会課題に取り組む企業の存在が、日本のスタートアップ振興にも大きな影響を与えることが期待されています。彼の今後の取り組みと、アントレプレナーシップ推進大使としての活動に注目です。