ギリアド、新たな取り組みで地域格差を解消
ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下、ギリアド)は、昨年に続き、「CAR T細胞療法における地域格差解消」のために寄附プログラムを実施し、3つの団体の提案を採択したことを発表しました。このプログラムは、日本国内のCAR T細胞療法へのアクセスが、地域によって不均一である現状を改善することを目的としています。
CAR T細胞療法は、2019年に日本で承認された画期的な治療法です。がん患者に新たな治療の選択肢を提供する一方、療法を受けられる医療機関が都市部に集中しているため、地方の患者にとっては依然としてアクセスが難しい状況が続いています。ギリアドは、この地域格差を解消するため、医療従事者や患者団体、地域社会と連携し、様々な取り組みを進めています。
今回の寄附プログラムでは、2026年3月から5月にかけてアイデアを募集し、最終的に以下の3団体の提案が選ばれました:
テーマ: 「CAR T療法が希望する誰にでも届きますように-つばさにできること、したいこと」
テーマ: 「CAR T細胞療法における地域格差解消を目指す医療連携アプリ開発・実証プロジェクト」
テーマ: 「届けるCAR T、続けるCAR T ~患者本位の広域連携モデル~」
ギリアドの代表取締役社長であるアンドリュー・ヘクスター氏は、今回の取り組みに対する意義を語りました。「再発・難治性の血液がんと戦う患者のアクセスは、住む地域によって左右されるべきではない。CAR T細胞療法は重要な治療の選択肢ですが、日本には依然として地域差が存在します。この寄附プログラムを通じて、より多くの患者が正しい治療を受けられるよう、医療界や地域社会と手を携えていくことが大切です。」と述べています。
このプログラムでは、応募条件として非営利団体であること、医療従事者に個人的利益をもたらさない活動であること、そして一定の成果が期待できる活動であることなどが求められています。採択された提案は、2027年7月31日までに期間内に成果をあげることが期待されており、地元広報活動の協力も求められます。
一方、ギリアドの子会社であるKiteは、カリフォルニア州サンタモニカを拠点とするバイオファーマ企業で、CAR-T細胞療法のグローバルリーダーとして多くの患者に治療を提供しています。Kiteの取り組みは、がん治療の新たな可能性を切り開いています。
ギリアド・サイエンシズは、医療専門家や地域と協力し、より多くの患者に密接した医療革命をもたらすことを目指し続けています。将来的には、すべての患者がCAR T細胞療法を治療選択肢として考慮できる社会の実現を目指し、取り組みを続けていくでしょう。