イタリア・ミラノでの最新素材発表
長谷虎グループが、2025年7月8日から10日の間、イタリア・ミラノで開催される「ミラノウニカ(MILANO UNICA)26FW展」に参加します。このイベントは、ファッションと素材の最前線を掴める注目の展示会であり、長谷虎グループは特にデザイン性と機能性を兼ね備えた先端素材を紹介します。
機能性とデザインの融合
ブースは「モーダ・イン」のテクノエリアに位置し、最新コレクションは機能性素材を核に展開されます。特に注目すべきは、Bioworks株式会社と共同開発した新しい複合素材です。
この素材は、体温を吸収し遠赤外線として放出する光電子®セラミック粒子が練り込まれた「PlaX™ファイバー」で構成されています。約2年の共同開発を経て、満を持して発表されるこの素材は、中綿やニット生地として初めて公にされるものであり、期待が寄せられています。
日本産地の技術を活かした素材展開
長谷虎は他にも、多種多様な防寒素材や生地を展示します。「光電子®ダウン」や「光電子®Re:nsulation」、さらに高密度アウターシェル素材など、日本の各産地が持つ技術をふんだんに活かした素材が並びます。また、岡山産のセルビッチデニムや、和歌山産地で編み立てられたニットファブリックも展示予定です。
持続可能な未来に向けた新素材
さらに、環境に配慮した次世代素材として、Spiber株式会社のBrewed Protein™ファイバーを使用したファブリックコレクションも取り扱います。この新素材は、生態系への影響を軽減しながら、持続可能なファッションを実現するために開発されました。
縫製工場との連携による一貫した提案
また、湯峰ソーイング株式会社とのコラボレーションを通じて、ベトナムの縫製工場を紹介し、素材開発から製品化までの一貫した提案体制を示します。この取り組みは、国際的な製造業ネットワークを構築する重要な一歩といえるでしょう。
世界に向けた情報発信
長谷虎グループは、これらの革新的かつ伝統的なコレクションを通じて、持続可能なファッションとテクノロジーの力を世界に発信します。これにより、未来のファッション業界に新たな道を切り開くことが期待されます。顧客は素材の選択肢が広がり、持続可能性を重視した選択が可能になります。
企業情報
1989年に設立された株式会社ファーベストは、光電子®セラミック粒子の配合技術に特許を持ち、さまざまな繊維製品に幅広く活用されています。ブランドのスローガン「素材で世界を変える」に基づき、地球環境と人々の生活を考え続ける姿勢は、今後の業界全体にも影響を与えるでしょう。
公式サイト:
株式会社ファーベスト
Instagram:
@kodenshi_jp