兵庫県の中高生向け無償起業プログラムが再始動、次世代の起業家を育成

兵庫県で新たに発表された無償のアントレプレナーシップ教育プログラム

株式会社ガイアックスは、昨年度に引き続き兵庫県の中学・高校向けに「ひょうご起業ゼミ」を実施することを発表しました。このプログラムは、未来を担う若者たちに社会課題を発見し、それを解決するためのアイデアを考える能力を養うことを目的としています。

プログラムの内容

「ひょうご起業ゼミ」では、選べる2つのコースが用意されています。生徒たちは、「アイデア発想コース」と「アイデア検証コース」のうち、学校の目的に応じたプログラムを選ぶことができます。具体的には、前者では社会課題に興味を持ち、解決策を考える力を育むことを目指します。一方、後者では既存のビジネスアイデアをブラッシュアップし、より実践的な検証手法を学びます。両コースとも、6時間完結のワークショップ形式で進められ、参加する生徒は実際にプレゼンテーションを行うことが求められます。

生徒が主体のプログラム設計

本プログラムの設計にあたっては、生徒が主体的に学ぶことができるよう多くの工夫が凝らされています。たとえば、実際に存在する社会課題に基づくプロジェクトを通じて真剣に探求する機会が設けられています。内容は一方通行の授業ではなく、生徒同士がディスカッションを重ねるグループワークが基本とされています。これにより、学び合いの環境が生まれ、達成感を得られるように細分化されたタスクが与えられます。

専門家による授業

授業は、起業と教育のエキスパートが担当します。このため、中高生でも理解しやすく、興味深い内容となっており、学校の教師たちは生徒と共に楽しみながら観察や評価に集中できます。当社は授業の準備や運営を全て担うため、学校側の負担も最小限に抑えられています。

参加者の声

昨年度のプログラムに参加した生徒たちからは非常に高い満足度が寄せられています。彼らは実生活の中に隠れている社会課題に気づき、それを解決する手段を見つける意義を理解しました。「起業に興味を持つきっかけになった」とのコメントも多く、将来の起業家を育む重要なプログラムとして評判を呼んでいます。教員たちも、生徒の好奇心が高まったと評価し、アクティブラーニングの実践ができたことを喜んでいます。

申し込み締切とプロセス

兵庫県内の中学校や高校は、2025年4月21日から5月23日までの間に申し込みを行う必要があります。導入校は定員を超える場合は地元の教育委員会が総合的に判断し決定されます。これにより、さらなる参加が期待されます。

ガイアックスの使命

ガイアックスは「人と人をつなげる」というミッションのもと、アントレプレナーシップ教育を通じて若年層の社会参加を促進しています。今後もこのような取り組みを通じて地域社会の発展に貢献していく姿勢を持ち続けます。

この「ひょうご起業ゼミ」は、学生たちに新たな視点を提供し、未来の起業家として成長する機会を与える重要なプログラムです。子どもたちの夢を育む場として、今後の成果が期待されています。