「Paracane」が受賞
2024-10-16 22:01:56

特別な杖「Paracane」が2024年度グッドデザイン賞を受賞!

シュポーン株式会社が手がけた片麻痺専用杖「Paracane(パラケイン)」が、2024年度のグッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」と「グッドフォーカス賞 [技術•伝承デザイン]」を受賞しました。この受賞は、特に杖や歩行支援具としての革新性が高く評価された結果です。

Paracaneの開発背景


「Paracane」は、愛知県弥富市に本社を構えるシュポーン株式会社によって開発されました。その開発には、理学療法士の専門知識と、実際の片麻痺患者からの意見が反映されています。通常の杖は歩行を支えるための道具ですが、「Paracane」は歩行を改善することを主な目的としています。これにより、単なる補助具としてではなく、より良い歩行環境の実現が目指されています。

特徴とデザイン


「Paracane」は、単に歩行を援助するだけでなく、使用によって発生する可能性のある「手の二次障害」への配慮もされています。杖を頻繁に使用する方々が安心して長期間にわたって使えるよう設計されているのです。また、外観においても、従来の杖の持つ「使いたくない」というネガティブなイメージを払拭し、むしろ「自分の歩行を改善するためのツール」として前向きな印象を与えることを重視しています。機能美が追求されたデザインは、人々に新しい価値を提供します。

審査員の評価


グッドデザイン賞の審査委員からは、「単なる支えとしての役割を越え、歩行の推進力や姿勢改善を図る道具へと進化した点が評価された」とのコメントが寄せられています。持ち手の形状に工夫がされており、手や肩にかかる負荷を軽減することで、より快適な歩行をサポートする仕組みが実現されています。また、カーボンの反発力を活かした独自のデザインは、人々の興味を引き、ユーザーが積極的に社会と関わるきっかけにもなると期待されています。

今後の展望


受賞を機に、シュポーン株式会社は「Paracane」のさらなる販売促進に力を入れる予定です。これまでの「色や柄で選ぶ杖」から、「自分の歩行に最適な杖を選ぶ」という新たな価値観の普及を目指しており、社会全体に広めていくことが大きな目標です。

「Paracane」は、シュポーン株式会社と昭和大学メディカルデザイン研究所の協力により開発された製品であり、今後の展開に期待が寄せられています。この新しいアプローチが、多くの人々に役立つ未来を築くことでしょう。


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会社情報

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