メンタルヘルス支援の新たな一歩:石井岳氏がマイシェルパの社外取締役に就任
最近、オンラインカウンセリングを提供する株式会社マイシェルパが、石井岳氏を社外取締役として迎え入れたことを発表しました。これにより、同社はメンタルヘルスやカウンセリングへの関心をさらに高め、社会における認知向上を図る方針です。
石井氏は、京都府出身で同志社大学商学部を卒業後、株式会社電通にてメディアやコンテンツのプロデュースに従事。以降、トヨタ自動車などの大手クライアント向けに、コミュニケーション戦略やブランドプロデュースを手掛けてきました。彼は、タクシーアプリ「GO」や映画の「東宝グループ」など、スタートアップから大手企業まで、幅広いブランドの成長に寄与する実績を有しています。
また、石井氏の特筆すべき点は、メンタルヘルス領域への深い関心と実際の資格取得です。産業カウンセラーの資格を持つ彼は、経営陣としてだけでなく、人々がメンタルヘルスを気軽に相談できる環境を整えることにも尽力していく考えです。就任に際して、「日本ではメンタル不調を持つ人々が多い中、カウンセリング文化が根付いていないと感じています。この問題を解決するために、マイシェルパで働くことを決意しました」と述べています。
マイシェルパの代表取締役である松本良平氏は、石井氏の参画がもたらす価値を高く評価しています。「マイシェルパは、誰もがメンタルヘルスについてオープンに語り合い、適切なサポートを受けられる社会を目指して活動しています。石井氏の専門知識と幅広い経験を持つ彼の参加は、私たちの成長を加速させる重要な要素になるでしょう」とコメントしています。
マイシェルパは、精神科専門医が運営するオンラインカウンセリングサービスとして、厳選された臨床心理士によるカウンセリングを提供しています。選択肢の多いカウンセリングサービスは、ユーザーが自身のニーズに合った支援を受けられるよう工夫されています。このたびの人事によって、同社はより戦略的な情報発信とマーケティング活動を進めることにより、メンタルヘルスケアへの理解と導入を促進すると期待されています。
特に、マイシェルパは、過去に400社以上の企業や団体での導入がある実績を誇り、2025年3月号の「Forbes JAPAN」では「次世代インパクトスタートアップ30社」にも選出されました。これらの実績が示すように、同社は急成長を遂げており、石井氏の加入によってさらなる飛躍が期待されています。
最後に、石井氏の就任は単なる役職の一つではなく、日本のメンタルヘルスをより良くするための大きな一歩であるとも言えます。今後、彼の貢献がどのように具体化されていくのか、その動向に注目が集まります。