第33回 葛飾の美術家展の魅力
現在、かつしかシンフォニーヒルズで第33回 葛飾の美術家展が開催されています。この展覧会は、葛飾区の美術会が主催しており、地域のアーティストたちが制作した大作が一堂に会する貴重な機会です。展示期間は、令和7年5月16日から5月25日までの10日間。会場は、かつしかシンフォニーヒルズ本館2階の「ギャラリー1・2」で行われ、毎日10時から18時まで、初日は13時から、最終日は17時まで開放されています。
展示作品の見どころ
今回の展示では、なんと59点の作品が展示されます。特に注目すべきは、1996年4月に国賓として来日した当時のクリントン大統領夫妻から天皇皇后両陛下に贈られた作品です。この作品は、葛飾区の美しい風景である菖蒲園を描いており、国内での展示は今回が初めての貴重なものです。この機会にぜひ、歴史的な価値のある作品を目にしてください。
セオドア・ウォレス(Theodore Wores)氏の作品
展示作品には、アメリカの画家セオドア・ウォレスの「油彩 堀切菖蒲園」も含まれています。ウォレス氏は明治時代に日本を訪れ、日本の美しさに魅了され、多くの作品を残しました。彼の作品は、東京や京都、横浜の風物詩を描いたもので、特に日本の風景を巧みに描写しています。「油彩 堀切菖蒲園」では、色とりどりの花菖蒲の中で傘を持った日本髪の女性や、豊かな樹木、そしてあずまやが緻密に描かれており、その美しさに心を奪われることでしょう。
葛飾菖蒲まつりも要チェック
美術家展が終了した翌日、5月26日からは「葛飾菖蒲まつり」が毎年恒例で開催されます。6月15日までの期間中、地域の魅力が満載のイベントです。美術展で心を満たした後には、祭りに参加してさらに葛飾の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。アートと自然が融合したこの地域の魅力を、ぜひ楽しんでください。
総括
第33回 葛飾の美術家展は、地域の芸術を楽しめる素晴らしいチャンスです。クリントン元大統領夫妻からの贈り物や、セオドア・ウォレスの作品など、貴重なアートに触れる絶好の機会です。これからのイベントである「葛飾菖蒲まつり」と合わせて、葛飾区の文化に深く触れる時間をお過ごしください。