無料で進化した点群解析ソフトウェア
地理空間情報を扱うプラットフォームを提供する株式会社マプリィが、森の資源を解析するための新しいソフトウェア「mapryPC版2系ベータ版」を9月9日にリリースしました。この新バージョンは、マプリィのユーザーにとって非常に期待されるもので、無料で利用できる点が特徴です。
新バージョンの特長
「mapryPC版2系」は、従来の「mapryPC版1系」の次世代ソフトとして開発されました。これにより、従来の機能を保持しつつ、森林資源の解析をさらにスムーズに実施できるように改良されています。特筆すべきは、LiDAR機器「mapry LA03」に基づくデータ解析機能が新たに追加されている点です。この機能を使うことで、森林資源量の計測や地形データの取得が容易になります。
具体的な機能
「mapryPC版2系」では、以下のような機能が提供されています:
- - 立木の樹高や材積の取得:これにより、個々の木の成長状態や市場価値を測定します。
- - DTM(デジタル地形モデル)の取得:地形データを解析し、詳細な地形マップを生成します。
- - オルソ画像の作成:航空写真から生成された正確な地図情報を得ることができます。
- - 新ビューワーの搭載:大規模なデータセットにも対応できる新たな視覚化ツールが用意されています。
無料で手軽にアクセス
このソフトウェアは無料で提供されるため、林業や建設業など、森林資源を扱う全ての業種の関係者にとって大きな助けになります。多くの作業が効率化され、これまで測量機器の費用負担が重くのしかかっていた方々には、特に嬉しいニュースとなるでしょう。今後は、モビールマッピングシステム(MMS)のデータ解析機能も追加予定です。
ダウンロードとサポート
「mapryPC版2系」を利用したい方は、公式ウェブサイトから簡単にダウンロードできます。以下のリンクからアクセスしてください:
マプリィの公式ウェブサイト。
また、既に契約中の森林関係のユーザーには、従来のバージョンからの乗り換えが推奨されています。利用中の方で不明点がある場合は、営業担当まで問い合わせが可能です。
マプリィのビジョン
マプリィは、測量、林業、防災、農業、建設関連の全ての分野でのサービスを提供しています。今回のソフトウェアリリースも、より多くの業界のニーズに応えるための一環として位置づけられています。これにより、三次元データの取得や解析が一層容易になり、業界全体の進化が期待されます。
会社概要
株式会社マプリィは、兵庫県丹波市に本社を置く企業で、業界を問わずさまざまなデータ解析ソリューションを展開しています。代表の山口圭司氏の指揮のもと、高品質なサービスを提供しています。詳細は公式ウェブサイト(
https://mapry.co.jp/)をご覧ください。