ポーラメディカルとGDOが共同で暑熱対策AIカメラを導入

暑熱対策に新たな一手！ゴルフ場に導入された『カオカラ』

株式会社ポーラメディカルは、株式会社ゴルフダイジェストオンライン（GDO）と共に、暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を茅ヶ崎のゴルフ場に導入しました。この試みは、2023年7月1日から2023年10月末まで実施される実証試験の一環として行われています。

1. 『カオカラ』の概要と期待される効果

『カオカラ』は、カメラに顔をかざすことで自動的に健康状態を解析し、特に暑さに対する体調管理をサポートすることを目的としています。このAIカメラは、顔色や表情、発汗の状態を分析し、外気温や湿度などの環境データと照らし合わせることで、利用者の体調変化に素早く気づく手助けをするものです。

使用方法は非常に簡単で、タブレット型の機器に顔をかざすだけで、約3秒で判断結果を表示します。状況に応じて色が変化するため、直感的で分かりやすいという特長も持っています。また、結果は管理者がパソコンを通じて確認できるため、迅速に対策を講じることができます。

2. GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスの特徴

GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスは、神奈川県茅ヶ崎市に位置し、都心からのアクセスが良いこともあり、年間を通じて多くのゴルファーが訪れます。特に特徴的な点は、海沿いのロケーションで爽やかな風を感じられる9ホールのパブリックコースです。プレーヤーは、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができ、多くの人に親しまれています。

3. 実証試験の目的

今回の実証試験では、『カオカラ』の有効性を以下の3つの観点から検証します。

- 顔解析AIの初導入: スポーツ分野でのAI技術の活用を探ります。
- 夏の暑さ対策: ゴルフ場特有の暑熱対策としての有用性を評価します。
- 安全意識の向上: 利用者自身が簡単に体調をチェックでき、安全対策につながる可能性を探ります。

また、ゴルフ場の出入口には氷嚢や経口補水液を用意し、安全にプレイできる環境を整えています。

4. ポーラメディカルの理念

ポーラ・オルビスグループは、人々や社会のウェルビーイング（健康で充実した生活）を実現することを目指しています。『カオカラ』はその取り組みの一環であり、顔を通じて心身の状態を可視化し、より良い健康管理を促進することを目的としています。この実証試験が成功すれば、今後の事業展開においても大きな影響を与えることになるでしょう。

5. 今後の展望

2024年3月からは正式に『カオカラ』の受注を開始する予定であり、建設業や製造業など、多くの企業からの引き合いも見込まれています。今回のゴルフ場での実証試験を経て、さらなる普及が期待されています。

この取り組みが成功することで、暑熱対策だけでなく、さまざまな分野での健康管理が進展し、人々の生活の質が向上することが期待されています。