高校生向け大学入学共通テスト対策問題集の新展開
株式会社みんがくと株式会社新興出版社啓林館は、共同で高校生向けの「大学入学共通テスト対策問題集 情報Ⅰ」を開発しています。この新しい問題集には、みんがくが開発した生成AI技術が組み込まれており、2026年4月の発売を予定しています。この教材は、従来の学習方法にAI技術を加えることで、受験生の理解を深める助けとなることを目指しています。
AIを活用した新しい学びのスタイル
本問題集には、各問題の解答や解説ページにQRコードが掲載されており、生徒がこのコードを読み取ることでAIと対話ができるようになっています。例えば、問題を解いている最中に分からない部分があれば、「なぜそうなるのか」や「別の考え方はあるか」といった疑問に対してAIが応答するため、生徒は自分の疑問を即座に解消できるのです。このような対話機能により、自らの学びを整理し、復習にも役立てることができます。
高校や塾での活用を見据えて
この新しい教材は、高校生や大学入試で情報Ⅰの学習を行う生徒を対象としています。問題の構成は、共通テスト対策を中心に、基礎から応用まで段階的に学べるよう設計されています。つまり、従来の「紙で学ぶ」教材に加え、AIを使用した学習体験を通じて、「自分で考え、理解を深める」ことが促進されるのです。
開発背景と教材の必要性
大学入試において「情報」という科目が新たに導入されることが示唆されていますが、授業や問題集だけでは十分に理解が得られない内容が多く、受験生や指導者からは「自分で調べ、自分で納得できる教材が欲しい」という要望が寄せられていました。当社は、そのようなニーズに応じて、AIを活用した教材を共同開発することを決定しました。本問題集は、学びの主体性を引き出し、学校や塾での指導支援につながることを目指しています。
今後の展望
この教材の発売は2026年4月を予定しており、それに合わせてパンフレットや冊子の見本も配布される予定です。みんがくは、教育現場での実践を通じてAI技術の最適化を進め、対話内容の改善に努めると共に、他教科への展開や生成AI活用の促進に力を入れていく考えです。
参考リンク
啓林館「大学入学共通テスト対策問題集 情報Ⅰ」特設サイト
企業紹介
株式会社新興出版社啓林館
新興出版社啓林館は、小学校から高等学校向けの教科書や教材、ICT教材などを制作・販売し、学校現場を支援しています。彼らは、「新興出版社」「啓林館」「文研出版」というブランド名を通じて、子どもたちの未来を創造する教材を提供しています。さらに、ICTを活用した学習支援や共通テスト対策教材の開発を通じ、次世代の学びを支え続けています。
所在地:大阪市天王寺区大道4丁目3番25号
代表者:代表取締役社長 佐藤 諭史
公式サイト:
啓林館公式
株式会社みんがく
「次世代の教育のスタンダードを創る」を目指すみんがくは、教育現場のさまざまな課題にテクノロジーを駆使して応えるEdTech企業です。2021年に法人化した後、教育サービスの開発や教育機関向けのコンサルティング、メディア運営などを展開しています。特に生成AIを活用した「スクールAI」の開発に力を入れています。
URL:
みんがく公式