最近、ブックオフグループのカザフスタン法人であるJ&K TRADING LLCが新たにリユース店舗「Jalan Jalan Japan (JJJ)」の7店舗目となるAlatau Plaza店を2024年11月9日にオープンします。この出店により、ブックオフグループの海外店舗数は40店舗を超えることになります。
ブックオフは年間約4億点以上の商品をお客様から買い取り、販売点数は3億点に達しないため、残ってしまった商品はこれまでリサイクルか廃棄に回されてきました。そのため、日本で使われていた品質の良いリユース品が地域によって受け入れられていることに著目し、2016年にリユース店舗の1号店をカザフスタンに開店しました。これまでに約160万人のお客様に利用していただき、約3,600トンのリユースを実現しています。
さらに、国内では相模原市役所に設置されたR-LOOPボックスを通じて不要品回収を行い、サステナブルな取り組みを進めています。これらの施策は、リユースやリサイクルが進むことで92%の高い率を実現しています。
新店舗Alatau Plazaは約560坪の広さを誇り、洋服や着物、雑貨、食器、おもちゃ、ベビー用品、スポーツ用品など、約15万点を取り揃えています。お客様が家族で楽しめるように、宝探しをする感覚でお買い物ができる環境が整っています。現地では、日本のリユース品の品質と価格の良さが高く評価されており、ブックオフの店舗作りがユニークだと感じられています。特に冬の期間が長いカザフスタンでは、冬物衣料やウィンタースポーツ用品が人気です。
また、アメリカ合衆国で展開するリユース店舗「BOOKOFF」は、フィギュアやぬいぐるみなどのアニメ関連商品を日本から輸入し、現地のお客様に提供しています。これにより、店舗のエンターテインメント性が高まり、幅広い客層を獲得しています。
カザフスタンでは2022年に加盟店としてJJJの2店舗がオープンし、業績が好調に推移しています。物流面の課題から日本の商品の流通が少ない中、日本の中古品が高品質かつコストパフォーマンスの良さを持っているため、多店舗展開を行い市場シェア確保を目指しています。
J&K TRADING LLCは2024年4月に設立され、アルマトイ市に拠点を置いています。資本金は155百万KZTで、ブックオフコーポレーションが55%の出資を行い、現地パートナーとの合弁で運営されています。
ブックオフグループは1990年に日本にて設立され、現在は国内外で約800店舗を運営しています。今後もリユース事業のリーダーとして、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいく姿勢を崩しません。
ブックオフの公式サイトやオンラインストアもぜひご覧ください。日本のリユース文化が今後さらに広がることを期待しています。