ジェンダー平等を実現するための新しい取り組み
j.union株式会社は、労働組合における性別の壁を取り払い、平等な労働環境を築くことを目的とした提言書「K2P2提言」を公開しました。これは「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト」として知られるムーブメントの一環であり、当社が発信したこの提言は、武庫川女子大学の本田一成教授との連携によって生まれました。
K2P2提言とは何か?
「K2P2提言」は、クミジョ(女性役員)とクミダン(男性役員)の協力によって、より良い労働環境を作り上げるための具体的なビジョンと行動計画が盛り込まれた文書です。この提言は、2024年の「クミジョアンケート」を基に作成されており、現在見られるジェンダー不平等を解消するための具体策を示しています。特に、労働組合がリーダーシップを取ることで、より効果的なジェンダー平等の推進が図られるとしています。
ジェンダー平等の必要性
近年、社会全体でジェンダー平等への取り組みが進展していますが、依然として労働組合の中にはジェンダー不平等が根強く存在しています。男性と女性が共に協力し合うことにより、課題を乗り越え、全ての労働者が創造的に活動できる環境を構築することが目指されています。現状を正確に理解し、それを基にした行動が求められています。
K2P2ビジョンと行動宣言
K2P2は、包括的な視点から性別に基づく不平等を見直し、誰もがその能力を最大限に発揮できる環境を整えることを目指しています。以下はK2P2の主要な活動内容です。
- - リーダーシップによる推進: ジェンダー平等を推し進め、人権を尊重する方針の明確化。
- - 多様性の活用: 組織づくりにおける多様性を確保し、交渉力を強化。
- - 安全な職場環境: ハラスメントを防止し、労働者にとって安全な環境を整える。
- - 柔軟な運営: 組織運営を見直し、効率的かつ機敏な組織に転換する。
提言内には、クミジョとクミダンが協力し合い、互いに理解し合うことが重要であると強調されており、次世代経営的な視点に基づく関係構築が求められています。
未来への展望
j.union株式会社は、2025年度に向けて「人への投資」を強化し、持続可能な労使関係を目指す活動に注力します。具体的には、男性役員の意識に関する調査を行い、組織内でのジェンダー課題を可視化します。また、K2P2コンサルテーションを通じて労使関係を基盤にした課題解決に取り組む予定です。
このようにして、K2P2提言およびプロジェクトを通じて私たちは、組織の未来を共に創るための「共創パートナーシップ」を実現していきます。多様な立場の意見をつなぎ、より良い労働環境を築くことがすべての人々にとっての幸福につながると信じています。
j.union株式会社とは?
j.union株式会社は、労働組合を専門としたコンサルティング企業で、30年以上の実績を持っています。国内の労働組合と密接に連携し、労働環境の向上に向けた様々なサポートを提供しています。私たちの目標は、組織と社会の未来を共に作り上げることです。