ダイバーシティとインクルージョンの先駆者、野村不動産グループ
野村不動産ホールディングスが、企業・団体のダイバーシティ&インクルージョン(以下D&I)の取り組みを評価する「D&I AWARD 2025」において、グループ内の6社が「BEST WORKPLACE」と「ADVANCED」の2つの評価を獲得しました。本記事では、この受賞の背景や、グループの取り組みについて詳しく紹介します。
D&I AWARDとは?
「D&I AWARD」は、株式会社JobRainbowにより運営されている、大企業や団体のダイバーシティ&インクルージョンを評価する認定制度です。この制度では、ジェンダーやLGBTQ+、障害、多文化共生、育児や介護といった5つの大項目に基づき、それぞれの要素に対する「ダイバーシティスコア」を評価指標としています。
受賞の概要
BEST WORKPLACE受賞者
- - 野村不動産ホールディングス株式会社
- - 野村不動産株式会社
- - 野村不動産投資顧問株式会社
- - 野村不動産ソリューションズ株式会社
- - 野村不動産ライフ&スポーツ株式会社
ADVANCED受賞者
野村不動産グループは、D&Iの取り組みを3年前から進めており、その成果がこの度の受賞に繋がりました。特に、野村不動産ソリューションズは、昨年度の「ADVANCED」から「BEST WORKPLACE」へと評価が向上しています。
取り組みの詳細
野村不動産グループは、「野村不動産グループ ダイバーシティ&インクルージョン推進方針」に基づき、人種、民族、国籍、性別、性的指向、性自認、障害の有無など、様々な属性を尊重し、全ての従業員が自身の個性や能力を最大限に発揮できる環境を整えています。
1. インクルーシブデザインの推進
今年度から、車いす利用者や視覚障がい者の方々とのインクルーシブデザインに基づいたプロダクト「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」を展開し、新たにアクセシビリティマップを公開しました。このマップは、特定ニーズを持つ方々に対して、より使いやすい空間を提供するために作成されています。
2. Tokyo Pride 2025への参加
さらに、2025年に開催される「Tokyo Pride」にも出展を決定しました。このイベントで、特にLGBTQコミュニティ向けの「マイホーム検討ハンドブック」を初公開する予定です。これにより、全ての人が自分らしい生活を実現できるようサポートします。
今後の展望
野村不動産グループは、今後もD&Iの推進を継続し、全ての従業員がそれぞれの個性や能力を最大限に発揮できる環境を提供することに努め、新たな価値創造を目指します。また、企業の持つ独自の文化と多様性を生かし、新しいビジネスチャンスを追求していくことで、持続可能な社会の実現に貢献します。
ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みは単なる施策ではなく、全ての人々が安心して活躍できる社会を作るための重要な鍵です。これからも野村不動産グループの動向に目が離せません。