チュートリアル社の資金調達でRPA市場の拡大を目指す

チュートリアル社、RPA事業の成長に向けた資金調達を発表

東京都千代田区に本社を構える株式会社チュートリアルは、求人情報サイトを運営するディップ株式会社から約5,000万円の資金を調達したことを発表しました。この資金調達は、第三者割当増資として実施され、チュートリアル社が運営するSaaS型RPAプラットフォーム『Robotic Crowd』のさらなる事業拡大を目的としています。

SaaS型RPA『Robotic Crowd』とは

『Robotic Crowd』は、特に設定が容易で、即日導入が可能なRPAソリューションです。ロボット用のパソコンや複雑な環境構築を必要とせず、ブラウザから直接アクセスすることで利用できるため、専門的な技術がなくても簡単にビジネスプロセスを自動化できます。特許出願中の「ドラッグアンドドロップ」機能により、ユーザーは直感的にワークフローを組むことができ、まさに誰でも手軽に使えるツールになっています。

月額10万円から利用できるこのサービスは、多ユーザーでの利用が可能なため、特に大規模な業務でのコスト面での優位性が大きい点も魅力です。インストール版のRPAソフトウェアに比べ、初期投資を抑えられるため、企業にとって導入のハードルが大幅に低くなります。さらに、今後は人工知能（AI）やOCR技術との連携、クラウドソーシングとの統合を計画しており、機能面のさらなる強化に取り組む予定です。

ディップ社との連携

ディップ社は、その求人情報サイト「バイトル」や「はたらこねっと」を通じて求職者と求人企業の利便性を高めることを目指しています。チュートリアル社が持つRPA技術と、ディップ社の広範なユーザーベースを組み合わせることで、両社はより高品質なサービスを提供することを期待しています。

チュートリアル社の代表取締役、福田志郎氏は、「私たちの目指すビジョンは、RPAを使って人々が創造的な仕事に集中できる社会の実現です。ディップ社との連携により、より良いサービスを提供し、RPA市場での成長を狙います」とコメントしました。

この資金調達により、チュートリアル社はRPA/AI技術を駆使し、クリエイティブで多様な働き方を支えることを目指しています。市場の動きが加速する中、今後どのような新サービスが展開されるのか、期待が高まります。