神田外語大学の特別展示
第5回神田佐野文庫常設展示「洋学資料にみるローマ字」が千葉市の神田外語大学附属図書館で開催されています。この展示は
2027年7月30日 までの約1年にわたり、平日と特定の土日において無料で入場することが可能です。事前申し込みは不要で、多くの方にローマ字教育の歴史に触れていただくことが目的です。
展示の背景と目的
日本におけるローマ字教育は、
1947年 に新しい小学校教育に導入されて以来、長い歴史を持っています。戦後の英語教育の流れとともに、昭和30年頃からは訓令式ローマ字が小学校の授業で使われていました。令和7年の
2025年には、内閣告示によるローマ字に関する新たな方針が発表され、これにより訓令式ローマ字が廃止され、ヘボン式ローマ字が標準となります。
本展示では、神田佐野文庫に収蔵されている多様な洋学資料を通じて、ローマ字の変遷を扱っており、展示内容には歴史的価値のある文献が含まれています。具体的には、ローマ字の成り立ちやその成果を振り返ることができる複製資料が11点展示されています。
展示される資料の一部
参考に、展示資料の中からいくつかを紹介したいと思います。
- - 『Warera No Shu Iyesu Kirisuto No Shin Yaku Zen Sho』 1880年に翻訳されたローマ字の新約聖書。これは、医療宣教師ヘボンによって日本語に訳され、その後横浜で出版されました。
- - 『Wampaku Monogatari』 1888年に発行された児童向けの物語。ドイツの作家ヴィルヘルム・ブッシュの作品を日本で初めてローマ字で翻訳したものです。
- - 『ローマ字アルバム』 1947年に講談社から出版され、訓令式ローマ字による絵本として、当時の児童教育に貢献しました。
これらの資料を通じて、参加者は日本におけるローマ字教育の実際の歴史的背景や文化の変遷を知ることができます。
イベント詳細
展示は、
2026年9月18日から2027年7月30日 までの期間中、平日の10:00~16:00、特定の土日には10:00~17:00まで開催されます。ただし、次の期間中は休館となりますので、ご注意ください。
- - 2026年10月24日(土)・25日(日)
- - 学園祭準備・撤収期間: 10月22日(木)~23日(金)、10月26日(月)
- - 年末年始休業: 12月21日(月)~1月3日(日)
入場に際しては、1号館2階の総務部にて入構手続きが必要ですが、学園祭開催日には手続きなしで観覧可能です。
このように、神田外語大学の神田佐野文庫は、日本洋学史の重要な貴重資料を収集し、一般の方々に広く提供する役割を果たしています。展示を通じて、より多くの人々にローマ字教育の重要性と、その影響を考えていただければ幸いです。
まとめ
この展示は、ローマ字教育に触れる貴重な機会となっています。入場無料であり、広い世代の人々に訪れていただきたいと考えています。この機会に、ぜひ神田外語大学附属図書館を訪れ、ローマ字の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。