昭和女子大学が女子大学の就職率ランキングで1位に
2023年度、昭和女子大学からの卒業生の実就職率が95.9%を記録し、全国の女子大学の中で見事に1位に輝きました。この成果は「2024年実就職率ランキング」(大学通信調べ)によるもので、昭和女子大学は2年ぶりにトップの座を奪還しました。
高い就職率の背景
この実就職率は、卒業生数1,476人(2023年9月卒を含む)を基に算出され、前年比で1.3ポイントの上昇を見せています。全国的には、工業系や国公立大学が就職率の高いランキング上位を占める中、私立大学としては全国で5位にランクイン。続いて、昭和女子大学は12年間連続で女子大学で1位を獲得した実績がありますが、2023年度には再びその地位を取り戻しました。
就職活動が活発化する今、企業は人手不足を背景に採用姿勢を強化しています。この環境は学生にとって非常に有利で、特に昭和女子大学の学生たちはその傾向を最大限に活かすことができました。
各学部の実績
各学部別の実就職率も注目に値します。国際学部は95.2%、グローバルビジネス学部は95.7%、人間文化学部は94.5%、人間社会学部は96.7%、環境デザイン学部は94.5%、そして生活科学部(現・食健康科学部)は驚異の98.2%を記録しています。このように学部ごとにバランスよく高い就職率を示していることも、大学の取り組みの成果と言えるでしょう。
就職のトレンド
就職者の中で、4割が総合職や準総合職に就いており、一般職は13%にとどまっています。これは昭和女子大学の学生の総合職志向が強まっていることを示しています。また、SE(システムエンジニア)や技術職の割合も増加しており、専門的なスキルを持つ人材の需要が高まっています。
特に、コロナ禍からの回復とともに旅行・航空業界にも光が見え、大手400社の旅行・航空系企業からの採用人数は前年の2人から27人に急増しました。これは今後の業界の成長を大きく予感させます。
輝く未来へ向けたビジョン
昭和女子大学のキャリア支援部長、伊藤純教授は、「本学の卒業生が高い評価を得ている理由は、責任感を持って業務を最後まで遂行する能力や、組織内での協調性に求められます。私たちは、時代の変化に柔軟に対応し、リーダーシップを持つ女性たちを社会に送り出していきます」と述べています。
◇詳しくは昭和女子大学の公式ホームページをご覧ください。
昭和女子大学ホームページ
文:雑誌記者
このような高い実就職率は、学生自身の努力だけでなく、昭和女子大学の教育システムやキャリア支援の効果が大いに寄与していることが伺えます。今後も多くの学生たちが理想のキャリアを手に入れられるよう、サポートを続けていくことでしょう。